2023/6/3放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、大嶋重徳です。
今週の箇所ルカ6章には、イエス・キリストがご自分の弟子を12人選ばれたところが記されています。
イエス様の選ばれた弟子はあまりにも多様な人たちでした。選考基準が全く見えない人たちが選ばれました。
このイエス様の12弟子の選びからわかることは、イエス様がそばに置きたいと願われる人にはいろんな人がいるということですし、いて良いということです。そして、その人生で何をしたかが記されることも重要なことではないということです。
名前だけしか記されていないバルトロマイや小ヤコブという人は、きっと特別な目立つことよりも当たり前のことを当たり前のように奉仕した人たちなのだと思います。弟子たちの食事の準備をしたり、集会の準備をしたのではないかと言われています。彼らは自分にスポットライトが当てられるよりもイエス様に光が当てられたら良いと考えて奉仕をする人たちであったのだと思います。自分の功績が書き記されることに無関心なそんな彼らのカッコよさがそこにはあります。
クリスチャンになる、イエス様の弟子になるというのは、自分の意思で手を挙げて信仰を持ったというよりも、イエス様の夜を徹しての祈りの結果私たちには信仰が与えられイエス様の弟子となるのです。そしてイエス様はご自分が選んだ弟子のために、「信仰が無くならないように」と祈られました。この祈りは信仰がなくなりやすいものたちを選ばれたイエス様の判断、決断がすでにそこにあります。イスカリオテのユダのように、ペテロのように、私たちもまたいつイエス様を裏切るかなど分かりません。しかしイエス様が諦めずに、今朝もしっかりと手を握って私たちを「世の終わりまで、あなたと一緒にいるから」と支えてくださるのです。いつぐらつくかわからない信仰ですが、私たちは自分の力でやっていくのではありません。イエス様に選ばれたからという一点で信仰が続けられるのです。
イエス様は今日も、「大嶋重徳はどうかなあ。峠を越せるかなあ。」と心配して夜を徹して看病するかのように私たちを見守ってくださっています。祈ってくださっているこのイエス様のそばにいて、じっくりイエス様の弟子として育てられていきたいと思います。少しずつでも、確かにイエス様のように変えられていきたい。そしてイエス様のことを伝えていく、そのような私たちでありたい、なりたいと思います。
( PBA制作「世の光」 2023.6.3放送でのお話しより )
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