2023/6/9放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
昨年、教会堂の屋根の改修工事をしました。工事中は毎朝職人さんがやってきて、ガンガンガンガン、ドルルルル…と作業をしてくれました。
ところでイエス・キリストも大工だったことをご存知でしょうか。父のヨセフも大工だったという職人の家ですから、建築に関する知識とか、土台の重要性などは全部頭に入っていたことでしょう。
そんなイエス様が家づくりのたとえ話をしました。二人の人が家を建てるのですね。一人は岩まで深く掘り下げて家を建てましたが、もう一人は土台を省いて砂の上に家を建てました。目に見える建物の部分はどちらも似ています。しかし、洪水が押し寄せ、嵐が来ると、大きな違いが現れます。岩の上に建てた家は大丈夫でしたが、砂の上の家はぺしゃんこに倒れてしまったのです。土台の違いが結果を分けたのです。
では、土台とは具体的には何を意味しているのでしょうか。イエス・キリストはこう言っています。
「ですから、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行う者はみな、岩の上に自分の家を建てた賢い人にたとえることができます。……また、わたしのこれらのことばを聞いて、それを行わない者はみな、砂の上に自分の家を建てた愚かな人にたとえることができます。」 マタイの福音書 7章24節と26節
イエス・キリストのことばを聞いてそれを行うか。それとも聞いても行わないか。それが岩と砂の違いだというのです。聞くだけの人の土台は弱く崩れやすい。でも、聞いて実行する人は困難がやってきても崩れない。みことばにはそれだけの力がある、とイエス様は言われたのでした。
現代の建築でも必ず基礎工事をし、最も重要な基盤を作ります。誰でもしっかりとした土台の上に建てた家で安心して暮らしたいと願うはずです。
自分の人生の土台は、なおさら重要な選択です。ぜひ、神の愛のことばである聖書のことばを聞いてみてください。そして、聞くだけでなく実行してみてください。あなたを生かす確かな土台の上に人生を築いていただきたいと願っています。
( PBA制作「世の光」 2023.6.9放送でのお話しより )
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