2022/6/1放送
「世の光」の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
今日は、祖国イスラエルの復興を願うネヘミヤの祈りについてお話します。
ネヘミヤは、外国であるペルシャで、その国の王に仕える人でした。彼は献酌官として王の厚い信頼を受けていました。彼がスサの城で働いていたとき、エルサレムからやって来た同胞たちから祖国の状況を聞きました。
「生き残った者たちは、大きな困難と恥辱の中にあります。エルサレムの城壁は崩され、その門は火で焼き払われたままです。」
このことを聞いてネヘミヤは嘆き悲しみ、神に祈りました。
「どうか、あなたの耳を傾け、あなたの目を開いて、このしもべの祈りを聞いてください。」
そして、彼はまず自分の罪を告白しました。
「私たちは神の掟も定めも守りませんでした。」
ネヘミヤは、祖国が今も大きな困難と恥辱の中にあるのは自分たちが神に命じられたことを守り行わなかったからである、と自分たちの罪を告白したのです。そして、以前語られた神の恵みの約束を思い出して、神に願いました。
「神よ、あなたは、かつて私たちに『あなたがたが裏切るなら、わたしはあなたがたを外国に散らす。しかし、あなたがたがそこからわたしに立ち返り、わたしの命令を守り行うなら、たとえ、あなたがたが天の果てにいても、わたしはそこから集め、エルサレムに連れて帰る。』と約束してくださいました。神よ、あなたのこの約束のことばを思い出してください。」
神は確かに、裏切ったとしても悔い改めるなら必ず回復を与える、と約束してくださっていたのです。このあとネヘミヤは祖国に戻り、城壁を再建する事業に携わることになったのです。
この神の約束のことばは私たちへの約束でもあります。神はあなたを愛して、あなたを救うことのできるお方です。神は本当の救いと幸せを与えることができます。どんなに長く神を知らないままでいたとしても、どんなに長く神を信じていなかったとしても、あなたが神を信じるなら、神はあなたを必ず救ってくださいます。
( PBA制作「世の光」 2022.6.1放送でのお話しより )
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