2022/6/25放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。「継続は力なり」 日々聖書を手に取り心の糧とするなら、不思議にも自然に養われてくるものがあります。今日はサムエル記第二 5章20節からです。「水が破れ出るように破られた」と題してメッセージをいたします。
「ダビデはそこで彼らを討って、『主は、水が破れ出るように、私の前で私の敵を破られた』と言った。それゆえ、その場所の名はバアル・ペラツィムと呼ばれた。」
ついにイスラエルはダビデのもとに統一され、ダビデはイスラエルの王となりました。そこでまずダビデがしたことは、エルサレムに来てシオンの要害を攻め取ったことです。戦略的な町エルサレムは、長くイスラエルの強敵エブス人が支配していました。ダビデは、まずこの強敵を追い払ったのです。こうして、エルサレムでの33年間のダビデ王の時代がスタートするのです。
聖書は、ダビデがますます大いなる者となったと言いますが、ダビデはさらに新しい試練にさらされました。ペリシテ人がダビデの首を狙って集まってきたのです。王権が確立したばかりであるというのに、これを叩き潰そうとするペリシテの脅威がありました。
そこでダビデはまず主に祈るのです。そして神はダビデに勝利を約束し、ダビデに勝利を与えられました。
聖書の記者は、「主は、水が破れ出るように、私の前で私の敵を破られた」と言います。
そして、ダビデはそこをベアル・ペラツィムと呼びました。つまりそれは「突破の主」という意味です。確かに突破口を開くのは神ご自身でしょう。
そしてペリシテ人が再び攻めてくると、ダビデは再び神に祈り、神の作戦に従い、同じことは繰り返しませんでした。昨日の勝利は今日の勝利を保証するものではありません。ダビデは一瞬一瞬、神の知恵をいただき、日々神の力により頼みながら勝利を重ねたということです。
ここから、人生勝利の秘訣は、日々一瞬一瞬、神に寄り頼むことにある、と言うべきでしょう。神の力以外に突破する道なしと思われるような時はなおさらです。ぜひ、聖書を読み続け、聖書に教えられながら、良き人生を歩ませていただきたいものです。
では、今日も良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2022.6.25放送でのお話しより )
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