2022/6/8放送
「世の光」の時間です。皆さんお元気でしょうか。堀肇です。
今日紹介します聖書のことばは、聖書やキリスト教に触れた人がたちまちと言っていいほど心が惹きつけられることばです。「
「すべて疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのもとに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」というマタイの福音書11章28節のことばです。
だいぶ前のことですが、あるキリスト教の雑誌の中で「あなたが教会に行くきっかけとなった聖書のことばは何でしたか」というアンケートがとられたことがありました。何とその結果、第一位が今日の「すべて疲れた人・・・」というこのことばでした。
ところで、イエスが「疲れた人、重荷を負っている人はわたしのもとに来なさい」と言って招こうとしている相手は誰のことでしょうか。
その一つは、当時神様に喜ばれようとして一所懸命、律法つまり宗教上の規則を守ろうとしている人たちでした。初めの動機はともかく次第にそれで疲れてしまって、多くの人が疲れ果ててしまったということなんですね。そのような人たちに、「休ませてあげよう」と言われた、という背景があるんですね。時代は異なれ今もこのように宗教に疲れた人が多いのではないでしょうか。
しかし、イエスのことばはそのような人たちに対してだけでなく、私たちすべての人に向けられたものではないでしょうか。仕事や人間関係におけるストレスや疲れ、また子どもや夫婦関係などの問題で疲れて鬱状態になっている人がますます多くなってきています。最近では、ご存じのように長くコロナで苦しんでいる人たち、ま、「コロナ鬱」で悩んでいる人がたくさん出てきています。
さてイエスは、様々な意味で人生に疲れ重たい日々を送っている人たちに、「わたしのもとに来なさい」と言って招いておられるのです。これはなんという癒しまた慰めでしょうか。どうぞ、その招きを一人でも多くの方々が受け入れてくださるようにと心から願っています。
( PBA制作「世の光」 2022.6.8放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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