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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■バプテスマのヨハネ / 板倉邦雄

2022年10月14日 | Weblog

2022/5/13放送

「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「バプテスマのヨハネ」という題でお話ししましょう。

 「バプテスマ」とは、水による洗礼を施す儀式の呼び名です。神に対し罪を悔い改め、救い主イエス・キリストを信じると告白した人に、罪の赦しと神との和解をしたという印として施される儀式です。それを最初に施したのがヨハネという人でしたから、「バプテスマのヨハネ」「洗礼者ヨハネ」と呼ばれているのです。ヨハネの福音書1章の24節から28節のお話しです。

 さて、今度は当時の宗教指導者であったパリサイ派の人々がヨハネのところに来て質問しました。パリサイ派とは「分離主義派」という意味です。彼らの質問は単なる質問ではなく、「水で洗礼を人々に授ける根拠はどこにあるのですか」という、むしろヨハネに対する批判でした。水で洗礼を授けるなどという儀式は今までもないし、新しい儀式ですから宗教指導者たちにとってはほっとけないのでありました(※)。そして、彼らは三段階の根拠を重ねて、新しく水の洗礼バプテスマを授けているヨハネを咎めたのです。
 「あなたは救世主でもないし、エリヤのような改革者でもないし、また神からの預言者でもない。そのあなたがなぜ新しい水によるバプテスマ(洗礼)を人々に授けるのですか。」

 ヨハネは答えます。
  「わたしは水でバプテスマ(洗礼)を授けるが、あなたがたの知らないかたが、あなたがたの中に立っておられる。その方がわたしのあとにおいでになる方であって、わたしはその人のくつのひもを解く値うちもない」
     ヨハネの福音書1章26節~27節。

 ヨハネの後においでになる方とは言うまでもなく救い主イエス・キリストです。このお方は聖霊によってバプテスマ(洗礼)をお授けになる、とヨハネは語りました。水のバプテスマ(洗礼)以上の、神の聖霊によって私たちはバプテスマ(洗礼)をイエス・キリストから授けて頂けるのです。

 水の中をくぐり抜けて私たちの罪の汚れが洗い清められるように、神の聖霊の中をくぐり抜けて私たちの罪と汚れは洗い清められていくのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.5.13放送でのお話しより )

 ※ ユダヤ人の間で水は、宗教的穢れのきよめのために水を浴びるという定めがあった他、ユダヤ教への改宗の際には身体を水に浸したとされている。

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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