2022/5/3放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
ある方がある外国の町を歩いていると刺青屋を見かけたそうです。ショー・ウインドーには色々な絵柄や文字のサンプルが飾ってありました。派手な花模様や様々な種類の文字。しかし、その中にこんな言葉を体に彫る人がいるのだろうかと目を疑うことばがあったそうです。それは、「負け犬」。
店の主人に、「本気で『負け犬』なんて彫ってくれと頼む人がいるんですか。」と尋ねると、主人は「まあ、ハイ、たまにね。」と答えました。びっくりして「いや、とても信じられない。」と言うと、その主人は「いやー、体に彫る前にね、心の中に彫られているんだよ。」 こういうふうに言ったそうです。
「体に彫られる前に心の中に彫られている」 少し考えさせられますね。私たちは、色々なイメージや先入観によって、色々なものを心に彫り込んでしまう、刻み込んでしまうことがあるように思います。
ある人は、「自分は本当に駄目なやつさ」と自分の心にしっかりと彫り込んで、「だから何をやってもうまくいかないのさ」と叫んでいます。行動を起こす前に、すでに心の中に彫られている文字に縛られているわけです。
しかし、心の中に「私は高価で尊い」「神様が味方なら私はいつも圧倒的な勝利者だ。」「神様に愛されている。」ということばを刻み込むことができたらどうでしょうか。自ずとその行動は、変わってくるはずです。
聖書は、私たちの弱さを容赦なく指摘する書物です。私たちは罪人で自分を救うことのできない存在だと教えます。しかし、それで終わってしまったら何の救いもありません。 聖書には、私たちの罪の解決のために、とてつもない神の愛が注がれた、と記されています。それはいのちがけで私たちを愛し救う方がこの地上に来てくださったというのです。それがイエス・キリストです。
イエス・キリストは、私たちのために、すべての罪を背負い、私たちに代わって十字架についてくださり、身代わりとなって私たちの為に罰を受けてくださいました。そして、三日目によみがえり、今も生きて働いてくださる方です。私たちが自分で自分の内側を変えようとしたら確かに負け犬になってしまうでしょう。しかし、イエス・キリストは私たちとともに私たちの内に住み、私たちを新しく造り変え、新しい人生を歩ませてくださる方です。
あなたは神様に愛されています。だから、「私は愛されている」「弱い私を守り、強めてくださる方がいるのだ」ということを心の真ん中に刻み込みながら歩んでいきませんか?
( PBA制作「世の光」 2022.5.3放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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