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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■なぜ苦しみが / 関根弘興

2022年10月05日 | Weblog

2022/5/4放送

 「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。

 あなたは神様が、人生に悩みや困難という、時には大きな嵐を送り込まれることがあると考えたことがありますか。もちろん私たちの苦しみは私たちの愚かさや失敗から来くることが多いです。また、他人の間違いのために苦しむことがあります。でも、時には神様が私たちの目を覚まさせるために、ある時には困難を通して教えてくれる、そういうこともあるのですねえ。

 旧約聖書が書かれた時代、ヨナという、神様のことばを人々に伝える人がいました。ある時、神様はヨナに、ニネベという町に行って神様のことを語るようにと言われたのです。しかし、彼は心の中でこう思いました。「あのニネベは悪い人たちばかりで、俺たちの国に敵対しているじゃないか。どうしてあんな国の人たちに神様の素晴らしさなんか語れようか。」。そこでヨナは、ニネベとは全く正反対の方向に向かう船に乗って出て行ってしまいました。しかし、その船旅の途中、嵐がやってきたのです。  

 ヨナは、神様から逃れられると思いましたが、それは全くの見当違いでした。この嵐の中で、なんとヨナは海に投げ出されてしまいました。しかし、神様は大きな魚を用意させ、ヨナはその魚に飲み込まれてしまったというのです。

 彼はこの真っ暗闇の絶体絶命の中で色々なことを考えました。しかし、ついに彼はこう叫ぶのです。ヨナ書2章9節
 「私は、感謝の声をあげて、あなたにいけにえを献げ、私の誓いを果たします。救いは主のものです。」
 こう語りました。つまり、「こんな私を救ってくださるのは神様、あなただけです。」と叫んだのです。
 すると、何とヨナを飲み込んだ大きな魚はヨナを吐き出し、ヨナを陸地に打ち上げたのですねえ。信じられないような光景ですよね。

 ヨナの人生にとってこの嵐の出来事は、自分の力の弱さというものを痛いほど知ることになりました。そして、神様こそが自分の人生の救い、いのちを与えてくださる方であるということを教えられる嵐となったのです。

 私たちは色んな試練や困難という嵐を誰もが通ります。でも、その中で得ることができた訓練は決して無駄になることはないということを知ってください。

 詩篇23篇4節
「たとえ 死の陰の谷を歩むとしても 私はわざわいを恐れません。あなたが ともにおられますから。あなたのむちとあなたの杖 それが私の慰めです。」


    ( PBA制作「世の光」 2022.5.4放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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