2022/5/2放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
ある小学5年生の男の子が「家族」という詩を書きました。こんな詩です。
ぼくの家族は賑やかだった。
けれど、お母さんがあまり笑わなくて
だんだん面白くなくなってゆく。
一回、家族でさわいでみたい
もっとお母さんやお姉ちゃんが
笑ってくれたらいいのに。
お母さんの歳がゆくたびに、笑わなくなっていく。
「歳がゆくたびに笑わなくなっていく」とは、なんとも寂しいですね。そして笑顔が消えた家庭がどんなにさびしいものかを考えさせられる詩です。
眉間に縦皺を寄せて、ぶつぶつ言いながら、不平不満をぶちまけながら生きていく、これも人生かもしれません。しかし、笑顔を失った人生ほど、つまらないものはありませんね。
あなたは微笑んでいますか? 「こんな困難が続く中を生きているのだから、微笑みなど出てこない」と嘆く方もいるかもしれません。
でも、微笑みはお金を払わなくても手に入れることができますよねえ。そして微笑まれた人を豊かにし、そこにあたたかな空気をつくるのも微笑みです。時には、微笑みには、人生の痛みさえも消し去る力があることがわかります。
旧約聖書の中に、エレミヤという人がいました。彼が生きた時代は、自分の国が滅ぼされてしまうという悲劇的な時代でした。まさに笑顔なんてどこかに消えてしまいそうな、そんな状況です。
しかし神様はエレミヤにこう語られました。エレミヤ書29章11節
「わたし自身、あなたがたのために立てている計画をよく知っている ─主のことば─。それはわざわいではなく平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」
将来も希望も見通せないようなときに、神様は「ひとりひとりに立てている計画は、わざわいではなく平安を与える計画であり、将来と希望を与えるものだ」と語られたのです。
このエレミヤを通して語られたことばは、今日もあなたに語られていることをご存知ですか? 「希望も将来もみえない」と嘆く前に、わざわいではなく平安を与え、将来と希望を与えると約束される神様がいてくださることを是非知ってください。
あなたは微笑んでいますか? 聖書の約束を信じ生きるとき、微笑みは少しずつあなたから回復していくことでしょう。あなたの上に神様の豊かな平安がありますように。
( PBA制作「世の光」 2022.5.2放送でのお話しより )
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