2022/5/7放送
「世の光」の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
私は日本に住んでいてとても良かったなあと思うことがあります。それは、移り変わる四季折々の風情を楽しむことができるということです。寒い冬が過ぎ、春を迎え、蒸し暑い夏がきて、また秋に向かう。四季の折々の美しさは、ものの移り変わりの美しさでもありますよね。冬枯れの枝からは新芽が出、新緑は濃い緑に変わり、そして色づいていき、また散っていく。ああ今の季節は、私の住んでいるこの地域でもですねえ本当に緑がだんだんだんだん濃くなってとても美しいです。
移りゆくものの姿、それはまた、ものの寂しさとか哀れさを教えてくれます。こうした姿に私たちは「わび、さびの世界」を経験するのだなと思います。ですから日本の詩歌のテーマはこの移り変わりの美しさや、ものの寂しさ、哀れさを表すことが多いですね。
四季折々の自然に触れ、移り変わる風情を楽しむのは、私たちに与えられた喜びでもありますが、お互いの人生を考えるとどうでしょう、私たちの人生も移り変わっていきます。「人生の四季」という言葉がある通り、若い時代から老いの時代へと移り変わっていくわけです。
だからこそ私たちは、決して移り変わることのないものがどうしても必要なのです。
聖書にはこう記されています。ヤコブの手紙1章17節
「すべての良い贈り物、またすべての完全な賜物は、上からのものであり、光を造られた父から下って来るのです。父には、移り変わりや、天体の運行によって生じる影のようなものはありません。」
こう書かれています。
時代は変わります。国の体制も変わります。人の思索もいつのまにか変わっていきます。自然も変わります。変わらないものなど何一つありません。しかし、決して変わることのない方がいるのですよと聖書は教えます。
それは、天地を創造された神様。この方は決して移り変わることはありません。神様は真実で愛に富むお方です。ですから、この世界は変わっても神様の愛は変わることがありません。神様の真実は変わりません。
この方を信じ生きるということは、どんなに大きな慰めでしょう。私たちは自然の移り変わりを楽しみながら、すべてのものは移り変わるけれど、でも決して変わることのない方がいるということを信頼し生きていくことができる。なんと感謝なことでしょうね。そうした生き方こそあなたを豊かにしていくのです。
( PBA制作「世の光」 2022.5.7放送でのお話しより )
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