♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■「でも、おことばですから」 / 山本陽一郎

2022年10月26日 | Weblog

2022/5/25放送

「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。 

 今から約二千年前、パレスチナのゲネサレ湖の岸辺は群衆で溢れていました。みんなが聞いていたのはイエス・キリストの話でした。

 そのそばで、漁師だったシモン・ペテロは仲間たちと網を洗っていました。夜を徹して働いたのですが、魚が全く捕れず、疲れていたことでしょう。

 ところがその時、イエス様はシモンに言われたのです。

 「深みに漕ぎ出し、網を下ろして魚を捕りなさい。」 
             ルカの福音書5章4節

 この場面、もしあなただったらどう反応されるでしょうか。くどいようですがシモンたちは漁師です。この湖は彼らの職場で熟知しています。それでも昨夜(ゆうべ)は捕れなかった。「漁師の私に指図をなさるのですか?」とか、「今、網を下ろしてもあまり成果はないと思いますけどー」などと思ったとしても無理はないと思うのです。

 ところが聖書にはこう書かれています。

 「すると、シモンが答えた。『先生。私たちは夜通し働きましたが、何一つ捕れませんでした。でも、おことばですので、網を下ろしてみましょう。』そして、そのとおりにすると、おびただしい数の魚が入り、網が破れそうになった。」
       ルカの福音書5章5節、6節

 祝福の原則がここにあります。それは神のことばにシンプルに従うことです。
このことは、人がロボットのように何も考えず、ただ言われたとおりに従えばいいのだということではありません。それぞれ考えや経験、知識があるのは大切なことです。シモンも、昨夜徹夜で働きましたけど何も捕れなかったんです、と言っていますよね。イエス様はそれを分かっておられるし、私たちの苦労や思いを受け止めてくださるお方です。

 けれども、そこで終わるのではなく神のことばに耳を傾けなさい、とイエス様は私たちを招いておられるのです。

 優先するのは自分の方法か、それとも神様の方法か。「無理です、やりません」と答えるか、「でも、おことばですから」とやってみるか。網を下ろし、祝福を受け取っていきましょう。

    ( PBA制作「世の光」 2022.5.25放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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