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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■ベテル / 山本陽一郎

2022年10月25日 | Weblog

2022/5/24放送

 「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。

 旧約聖書の創世記にヤコブという人が登場します。双子の兄エサウに命を狙われて、孤独な逃亡者となりました。人里離れた場所で野宿をし、石を枕にして眠ったヤコブは夢を見ます。

 天から地に向かって一つの梯子が掛けられていて、そこを天使たちが上り下(お)りしているのです。不思議な夢です。その中で彼はこんな神様の声を聞きました。

 「わたしは、あなたの父アブラハムの神、イサクの神、主である。わたしは、あなたが横たわっているこの地を、あなたとあなたの子孫に与える。」
 「見よ。わたしはあなたとともにいて、あなたがどこへ行っても、あなたを守り、あなたをこの地に連れ帰る。わたしは、あなたに約束したことを成し遂げるまで、決してあなたを捨てない。」
       創世記28章13節、15節

 神がともにいてくださり将来を与えるという約束。この約束がどれほどヤコブを力づけたことでしょうか。どんなに感動したことでしょうか。彼は目覚めるとこう言いました。
 「まことに主はこの場所におられる。それなのに、私はそれを知らなかった。」
      (創世記28章16節)

 ヤコブは幼い頃から、祖父や父の信じた神について聞いていました。しかし、今、初めて個人的に神を信じ体験したのです。そして、その場所を「ベテル」と呼びました。「神の家」という意味です。

 私たちの教会は以前、創立からの教会堂が老朽化し、別の土地に新しい会堂を建てる必要に迫られていました。しかし多くの困難があり、なかなか計画は前進しませんでした。でも、そんな中で教えられたんです。何よりも必要なのは心を合わせて神に祈ることだと。みんなで輪になって、草だけの何も建っていない土地に立って祈り続けました。すると、不思議と教会に一致が生まれ、計画が進んでいったのです。

 私たちはその祈り会を「ベテル祈祷会」と名付けました。神がこの場所におられる。私たちとともにおられる。まさにあの日のヤコブが経験したように、私たちも改めて神様に出会ったのです。

 やがてみんなで祈った土地に新しい会堂が完成しました。神様は今ここに生きておられ、今、私たちとともにいてくださるという現実を教えていただいたのです。


    ( PBA制作「世の光」 2022.5.24放送でのお話しより )


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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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