2021/1/8放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。パウロの弁明の三回目となりました。今日の弁明の主題は、私はどうしてキリスト教の伝道者になったのか、です。使徒の働き22章です。
パウロの弁明は続きました。
「皆さん、私は光の輝きで目が眩み、何も見えなくなっていたので、連れの仲間に手を引かれながらダマスコに行きました。 そこへアナニヤという人が来てくださいました。そして『兄弟サウロよ、見えるようになりなさい』と祈ってくれたのです。するとその瞬間に目から鱗が落ちて私の目が開いて、アナニヤの姿が見えるようになったのです。アナニヤが言いました。『私たちの先祖が信じる神があなたを選んで、御旨を知らせようとされたのです。すぐ立ってイエスの御名を唱え、信じてバプテスマを受け、あなたの罪を洗い落としなさい。』
パウロが伝道者になったのは、自分の思い以前に、自分が信じて従ってきた主なる神さまの選びが先行していたのです。キリスト信徒を迫害し苦しめていたことは、その先祖の信じてきた神様に向かってつばきを吐きかけていたことが分かりました。そんな自分を選んで、これからはイエス・キリストの証人としてくださったのです。
また、こんな迫害者である自分のためにアナニヤというキリスト信徒が勇気を持って自分を訪ねてきてくれたことを語ります。そればかりか、失明した目のために真剣に彼は祈って神の御心を示してくださいました。それだけではなく、今までの罪の赦しを受けるためにキリストの名によってバプテスマ・洗礼まで授けてくれました。
パウロがキリスト教の伝道者になったのは自分の思いではなく、主なる神さまの選びによること、第二にイエス・キリストの十字架と復活によって贖いによる信仰による罪の赦しと、主なる神さまとの平和を持ったこと、そして第三にアナニヤというキリスト信徒の真剣な執り成しの祈りがあったからです。
キリストのことばです。
「あなたがたがわたしを選んだのではなく、わたしがあなたがたを選び、あなたがたを任命しました。」
ヨハネの福音書15章16節
(PBA制作「世の光」2021.1.7放送でのお話より )
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