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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■羊飼いたちのクリスマス / 山本陽一郎

2021年06月18日 | Weblog

2020/12/25放送

 メリー・クリスマス。世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。 
 クリスマスはイエス・キリストがお生まれになったことを記念する日です。

 その最初のクリスマス、 待ち続けてきた救い主が生まれたという超特大ニュースが真っ先にある人々のもとに届けられました。羊飼いたちです。

 当時、羊飼いは社会の底辺にいると考えられました。彼らの仕事場は街の外の野原。そこで羊の群れを連れながら草を探し、凍えるような寒さの中でも夜通し羊たちの番をしたのです。また、その仕事の性質上、彼らはユダヤの人々が[仕事を休んで神を礼拝する日として]重んじていた安息日にも休むこひとができませんでした。神を礼拝しに行かない者たち、という意味においても彼らは疎んじられ、社会から取り残された存在だったのです。

 けれども、そんな羊飼いたちのところに主の使いが来たのです。
 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。見なさい。私は、この民全体に与えられる、大きな喜びを告げ知らせます。 今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。あなたがたは、布にくるまって飼葉桶に寝ているみどりごを見つけます。それが、あなたがたのためのしるしです。」

 ルカの福音書2章(10-12節)にはこんなふうに書かれています。

 この中で御使いは「あなたがた」と言うことばを繰り返しています。これは羊飼いたちへのメッセージなのです。 神はどこかの誰かにではなく私たちに語ってくださっている。 救い主が私たちのために生まれてくださった。その直接的な語りかけに羊飼いたちの心は震えるほど感動しました。だからこそ彼らは急いで行ってベツレヘムの街へ行き、マリヤとヨセフと飼い葉桶に寝ているイエスにお会いしたのです。

 現代に生きる私たち一人ひとりにも「あなたがへ」と届けられている大きな喜び、それこそがイエス・キリストの福音です。どれだけ諦めてきたとしても、傷ついてきたとしても、それらをすべて知っておられる神が私たちと共にいてくださる。その大きな喜びの知らせを受けとるとき、人は新しい人生へと立ち上がることができるのです。

 クリスマス、おめでとうございます。 

    ( PBA制作「世の光」2020.12.25放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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