♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■系図が導くところ / 関根弘興

2021年06月03日 | Weblog

2020/12/10放送
 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。

 今週はイエス様の誕生にまつわる聖書の箇所を紹介し、お話をしています。 マタイの福音書1章には系図が書かれていますね。系図の特徴をずっとこれまでお話をしてきました。

 この系図はイエス様が歴史上の人物であること、そして最も暗い時代の中にイエス様が来てくださったということ、またイエス様は人間の罪深さのど真ん中にきてくださったのだということを知ることができました。 

 それではこの系図は私たちをどこに導くのでしょう? 私はネットを使って海外に品物を注文することがあります。先日も海外に注文した商品が届きました。この通販サイトの商品を発送した人物が知っていることは私の住所だけです。でも住所さえあれば世界のどこからでも私の手元に届きますよね。イエス様の系図もそれと同じなんですね。旧約聖書にはイエス様が誰の子孫としてお生まれになるかという預言が書かれています。最初はアダムの子孫の中から、という漠然としたものでしたが、アブラハムの子孫、ユダの子孫、ダビデの子孫、というふうに次第に詳しく知らされていきました。そしてついにイエス様に行き着くわけです。これが実は聖書の書き方でもあるんですね。

 私たちが聖書を読んでいくと、誰にたどり着くかというと、それはイエス・キリストにたどり着いていくのです。私は思うんですね、このイエス様の系図にはこの系図の最後にもう一行追加することができるんじゃないかなって思うんですよ。なぜなら、ヨハネの福音書の1章12節から13節には、
「しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。この人々は、血によってではなく、肉の望むところでも人の意志によってでもなく、ただ、神によって生まれたのである。」
と書かれています。私たちはイエス・キリストを救い主として信じることによって新しく生まれ神の子とされる、と約束されているんですね。ですからこの系図はイエス・キリストで終わりなのではなく、「このイエス・キリストによって私は神の子供として生まれました。」という一文を追加することができるのですね。 

      (PBA制作「世の光」2020.12.10放送でのお話しより)
 ***

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする