2020/12/24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。 先週からクリスマス・スペシャルをお送りしています。
今から2000年以上前、ユダヤのベツレヘム。世界で最初のクリスマスにはイルミネーションも豪華なディナーもありませんでした。イエス・キリストは暗さと寂しさの中でお生まれになりました。けれども、だからこそ私たちの現実をわかってくださるお方なのです。
ところでイエスの誕生について記したルカの福音書2章に、何度も繰り返してくるフレーズがあります。それは「飼い葉桶に寝ているみどりご」ということばです。この飼い葉桶の中の神の御子が私たちの救い主である、ということが強調されているのです。
私は若い日に信仰を告白し洗礼を受けました。でもその後、様々な事の中で自分の罪に苦しむようになりました。こんな自分を誰にも見せられない。自分はクリスチャンとして失格だ。神に赦される資格などない、と一人で悩み続けました。神が赦す、救う、と言ってくださっているのに私は、自分なんて救われる価値がないという思いから離れることができなかったのです。
しかしそんな罪人の私だからこそキリストの十字架がどうしても必要だったのだと神はある時教えてくださったのでした。
神が私たちに伝えようとしておられるのは、私たちが自分の心の中に非の打ち所のない立派なベッドを作ってそこに救い主イエスをお迎えしなさいということではありません。逆に、これからあなたはつつましい飼い葉桶になれるように一所懸命努力しなさいよということでもありません。 私たちを罪から救うため十字架にかかってくださったイエス・キリストはすでに飼い葉桶の中に生まれてくださったのです。臭くて暗くて汚(よご)れた私の心の奥にこそ救いの光が必要なのです。飾って背伸びをした自分ではなく、ありのままの自分でこのお方をお迎えすれば良いのです。それが私たちにも分かるように救い主はあのクリスマスの夜、飼い葉桶の中に生まれてくださったのでした。
クリスマスで本当に大事なことは、救い主イエス・キリストを自分自身の中にお迎えすることです。今日はクリスマスイブです。栄光あるお方が地上の最も低いところに来てくださったことを覚えて感謝の中で一日を過ごしましょう。
( PBA制作「世の光」2020.12.24放送でのお話しより )
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