2020/12/23放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。 先週からクリスマス・スペシャルをお送りしています。
クリスマスはイエス・キリストがお生まれになったことを記念する日です
今から2000年以上前、マリヤがイエスを身籠り、ヨセフにもそれが知らされた頃、ローマ皇帝アウグストゥスが支配下の国々に住民登録の勅令を出しました。ヨセフもマリヤを連れて、生まれ故郷のベツレヘムへと向かいました。その距離150キロ。私が住んでいる[岐阜県]多治見から琵琶湖を超えて京都まで行ける道のりです。身重のマリヤにはどんなに大変な旅だったでしょうか。でもこれは何百年も前に語られた預言の成就でした。旧約聖書のミカ書に[ユダの]ベツレヘムから救い主が出ると預言されていたのです。
さて、ようやくたどり着いたベツレヘムですが、聖書はこう述べます。
「ところが、彼らがそこにいる間に、マリアは月が満ちて、男子の初子を産んだ。そして、その子を布にくるんで飼葉桶に寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。」 ルカの福音書2章6節、7節
何とベツレヘムにはこの夫婦に泊まる場所を提供する人は誰もいなかったのです。 住民登録でごった返す街の中にマリヤとヨセフの居場所はありませんでした、どうにか泊まれた家畜のための場所でマリアはイエスを出産し、布にくるんで飼い葉桶の中に寝かせました。これが世界で最初のクリスマスだったのです。
愛の反対は憎しみでは無い、無関心だと言われます。私たちはどうでしょうか。自分のこと目の前のことで必死という時も正直あるでしょう。ベツレヘムの人々もそうだったのだと思います。でも、あなたが声を掛けてくれるのを、そしてあなたが一緒にいてくれるのを待っている人が居るかもしれません。
思えばキリストは、人々の無関心、居場所のなさ、寂しさの中に生まれてくださいました。この方は華やかさの中にではなく初めから暗い所に来てくださったのです。だからこそ私たちの現実や誰にも打ち明けられない寂しさを誰よりもよく分かってくださる救い主なのです。
クリスマス、あなたも私たちの心を照らすために来てくださったイエス・キリストをお迎えしませんか?
( PBA制作「世の光」2020.12.23放送でのお話しより )
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