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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■パウロの弁明 その1 / 板倉邦雄

2021年06月23日 | Weblog

2021/1/6放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか。板倉邦雄です。今日は「パウロの弁明 その1」ということでお話ししましょう。

 弁明とは自分の身の潔白を語り、明らかにすることです。パウロは今、エルサレムの都で騒ぎを起こしたという責任で、ローマの千人隊長によって兵営へ連行されて行く途中でしたね。その途中で千人隊長の許しを得てパブロは弁明します。使徒の働き22章に入ります。

 「ユダヤ人の兄弟たちよ、今申し上げる私の弁明を聞いていただきたい。」
 パウロがヘブル語で話しだしたので人々はますます静かになっていきました。
 「私はキリキヤ地方のタルソの町で生まれたユダヤ人です。生まれはタルソの町ですが、このエルサレムの町で育てられ、パリサイ派の律法学者ガマリエルの膝元で先祖伝来の神の律法について厳しい薫陶を受け、今日の皆さんと同じく神に対して熱心な者でした。」

 弁明の第一は、自分の生まれと育ち、そして自分の宗教的な背景を語りました。特に自分がパリサイ派という厳格なモーセの律法を重んじ、神への熱心な信徒であることを語ります。

 パウロはことばを続けます。
 「そして当然のようにこの道・キリスト信徒を迫害しました。男であれ女であれ、縛り上げて縛り上げて獄に投じ、彼らキリスト信徒たちを死に至らしめるました。 このことは神殿の大祭司、民の長老たち一同も証明するところです。さらに私はダマスコへ逃亡したキリスト信徒たちを縛り上げエルサレムに連行して処罰するため、部下を引き連れてダマスコへ出かけて行ったのです。」

 第二にパウロの弁明の強調点は、自分がどれだけこの道すなわちキリストを信じる信徒に対する迫害や反対をし、改宗させることに熱心であったか、その熱心はエルサレムにとどまることなく隣の国へ逃亡した信徒たちにも及ぶものであったという点でしたね。それほどキリスト教とキリスト信徒を迫害し、反対していたパウロがこの道に改宗し、キリスト信徒になったのです。そして今やユダヤ人たちに対して弁明するまでになりました。

 その理由は明日お話しますので、お楽しみにしてください。

  (PBA制作「世の光」2021.1.6放送でのお話より )


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