♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■今日、御声を聞くなら / 大井 満

2020年03月26日 | Weblog

2020/2/13放送

  世の光の時間です。今月、木曜日のメッセージを担当しています東京にある板橋教会の牧師、大井 満です。

 新約聖書にこんなお話があります。イエス様が十字架につけられるためにエルサレムに向かっておられた時、エリコという町を通過されました。そこにザアカイという名前の人がいました。ルカの福音書19章に書かれています。ザアカイの仕事は取税人で、当時ユダヤを占領していたローマ帝国の手先として税金を徴収する仕事を請負っていた人です。エリコの町は交通の要衝で、多くの商人たちが行き交う町でしたから、この町でローマの権力を傘にきて税金と彼の取り分を徴収していると容易にお金が貯まります。しかし、お金が貯まるのと反比例するように友人を失っていく、そういう経験をしていたでしょう。そんな彼でしたけど、主イエスがエリコの町にいらっしゃると聞いて、一目イエスを見たいと思いました。ザアカイは背が低かったので、イエスを見るために木に登りました。その木の下をイエスが通りかかられた時、驚くべきことが起こりました。何と木の上からただイエスの姿を見おろしていたザアカイを見上げて主イエスが語りかけられました。
 「ザアカイ、急いで降りて来なさい。わたしは今日、あなたの家に泊まることにしているから。」(ルカの福音書 19章5節)
 驚くべきことです。主イエスはザアカイの名前をご存知で、しかも彼の家に泊まる計画を立てておられたというのです。ザアカイは急いで降りてきて、喜んでイエスを迎えた、と6節に書かれています。

 お金で結びついてる仲間はいても、心を開いて互いに信頼できる友人がいなかったザアカイにとって、とてつもなく嬉しいことだったに違いありません。ザアカイは主イエスをお迎えし、それまでの生き方を変える、と約束しました。

 イエス様は私たち一人一人のことをその心の中までよくご存知です。そればかりでなく私たちを愛し、私たちの人生を良い方向に作り変えたいと考えてくださっています。ヘブル人への手紙3章15節に、「今日、もし御声を聞くなら、あなたがたの心を頑なにしてはならない。」と書かれています。イエス様をお迎えする用意はできていらっしゃいますか?

    ( PBA制作「世の光」2020.2.13放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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 このサイトは URL名として   http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

 


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