♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■牢獄で書いた手紙 / 羽鳥頼和

2020年03月14日 | Weblog

2020/2/1放送

 世の光の時間です。おはようございます。羽鳥頼和です。

 もし自分が牢獄に入れられたらどんな気持ちになるでしょう。新約聖書にあるピリピ人への手紙は、実はパウロが獄中で書いた手紙です。今日はこの手紙の1章のピリピの教会への挨拶のことばから、牢獄にいるパウロの心情について見てみたいと思います。

 パウロはピリピの教会にこのように挨拶をしています。
私は、あなたがたのことを思うたびに、私の神に感謝しています。あなたがたすべてのために祈るたびに、いつも喜びをもって祈っています。」(2 、3節参照)  

 パウロは獄中で神に感謝し、喜んで神に祈っているのです。

 そしてパウロはさらに具体的に感謝していることを一つ語っています。
 「今日まで、福音を伝えることにともに携わってきたことを感謝しています。」(5節)
 パウロは宣教活動を教会とともに行うことができていることを感謝しています。

 「今日まで」とは投獄されているときもということです。パウロは獄中にいても失望せずに希望を持っています。その希望を持てるのはなぜでしょうか。

 パウロはこう言っています。
 「良い働きを始められた方は、・・・それを完成させてくださると、私は確信しています。」(6節)

 「良い働きを始められた方」とは神のことです。特にパウロは自分を宣教師に任命された神の御子である主イエス・キリストのことを覚えているのだと思います。パウロは牢獄という厳しい不安な状況の中にありましたが、主イエスがいつもともにいてくださることを実感して喜んでいたのです。そしてパウロは主イエスがともに働いてくださり、働きを成し遂げてくださることを確信していたのです。

 パウロは手紙の中でそのような喜びを「主にある喜び」(3章1節参照)と言っています。そして教会の人々にこう言っています。
 「いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。」(4章4節)
 どんなに厳しく苦しい状況にあっても、主イエスは共にいて、共に働いてくださるのです。

 イエス・キリストはこのように言われています。
 「見よ。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにいます。
       新約聖書 マタイの福音書28章20節

 明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらしてください。

   (PBA制作「世の光」 2020.2.1放送でのお話より ) 
 
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