2020/2/8放送
世の光の時間です。おはようございます。羽鳥頼和です。
今日は、人との物のやりとりについてお話ししたいと思います。物をやりとり、というと少し冷たい感じがするかもしれませんが、実際には、人にプレゼントをしたり、仕事やお付き合いの中でのお中元やお歳暮また災害の時の被災者への義援金や支援物資等があると思います。 新約聖書のピリピ人への手紙には、ピリピの教会の人々と宣教師であるパウロのいろいろな物のやりとりのことが語られています。
パウロは「ピリピの人たち。・・・福音を伝え始めたころ、私がマケドニアを出たときに、物をやり取りして私の働きに関わってくれた教会はあなたがただけで、ほかにはありませんでした。」(ピリピ人への手紙4章15 節)と感謝をしています。
この挨拶で気付くのは、パウロと教会の物のやりとりに於いて、パウロには福音の宣教の働きに教会と一緒に携わっているという意識があったということです。
パウロはこの手紙の最初のところで、「 あなたがたが最初の日から今日まで、福音を伝えることにともに携わってきたことを感謝しています。」(1章5節)と言っているのはそのためです。
さらにパウロは「私がテサロニケにいたときでさえ、あなたがたは私の必要のために、一度ならず二度までも物を送ってくれました。」(4章16節)と感謝しながら、「私は贈り物を求めているのではありません。私が求めているのはあなた方の霊的な口座に加えられてゆく実なのです。」(4章17節)と言っています。
パウロは教会からさらに贈り物を求めているのではなく、パウロへのささげものは教会の「霊的な口座に」蓄えられるのだ、と教えています。イエス・キリストの「自分のために、天に宝を蓄えなさい。」(マタイの福音書6章20節、参照マタイの福音書19章21節、マルコの福音書10章21節、ルカの福音書18章22節 )ということばを思い出します。「霊的な口座」は天国にある口座のことだと思います。福音宣教の働きへの支援は天に宝を蓄えることになるのではないでしょうか。
最後に、パウロはピリピの教会からの贈り物が「神が喜んで受けてくださるささげ物です。」(4章18節)と言っています。イエス・キリストに関わる物のやりとりは共に主の働きに携わることであり、天に宝を蓄えることであり、神が喜んで受けてくださるささげものです。
明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらしてください。
(PBA制作「世の光」 2020.2.8放送でのお話より )
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