2016/3/15放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
今日はキリストの弟子ラザロを紹介します。
ある時、ラザロが瀕死の病気にかかりました。家族の者たちはキリストに、すぐ来て欲しい、と使いを送りますが、キリストは「この病は死に至るものではない」と言ってなお二日ばかりその場所を動きませんでした。しかしその間にラザロは死に、キリストが到着した時には既に四日が経ち、墓の中のラザロの遺体は腐敗し始めていました。家族の者たちはキリストに、「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。」(ヨハネ 11章21節)と言って泣き崩れました。身近な人の死はどんなにか大きな悲しみでしょう。死はその瞬間、それまでの温もりを遥か彼方、人の手の届かない遠くへ追いやってしまいます。全ての希望の灯火が一瞬に消え、とめどもなく涙が溢れてきます。
ラザロの墓の前でキリストも涙を流されました。しかしその次の瞬間、キリストは大きな墓石を取り除けさせ、天を仰いで祈り、大声でこう言ったのです。
「ラザロよ。出て来なさい。」(ヨハネ 11章43節) 死人に呼びかけたのです。すると驚いたことに、手足を布で巻かれ、顔も覆いで包まれたままラザロが墓から出てきたではありませんか。死んでいたラザロが生き返ったのです。キリストの声に触れた瞬間、死から生へと呼び戻されたのです。
キリストは以前こう言っていました。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。」(ヨハネ 11章25節) キリストの内には永遠のいのちが宿っているのです。ですからキリストを信じる者にはこの命が与えられるのです。まっ暗闇の中に置き去りにされていたラザロ。キリストはその絶望のただ中で、彼の心に触れたのです。
私たちの人生には突然悲しみが、暗闇が襲って来ることがあります。とめどもなく涙が溢れる時があります。自分ではどうすることもできず、まるで生きた屍のように心が萎え、光を失くしてしまうことがあるのです。
あなたはいかがですか? キリストは言われます。「さあ、出てきなさい。わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じなさい。」
キリストは今日、あなたを暗闇から光へ、死から命へと招いているんです。このキリストの声を聞くために、あなたも一度、キリスト教会を訪ねてみてください。
( PBA制作「世の光」2016.3.15放送でのお話しより )
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
今日はキリストの弟子ラザロを紹介します。
ある時、ラザロが瀕死の病気にかかりました。家族の者たちはキリストに、すぐ来て欲しい、と使いを送りますが、キリストは「この病は死に至るものではない」と言ってなお二日ばかりその場所を動きませんでした。しかしその間にラザロは死に、キリストが到着した時には既に四日が経ち、墓の中のラザロの遺体は腐敗し始めていました。家族の者たちはキリストに、「主よ。もしここにいてくださったなら、私の兄弟は死ななかったでしょうに。」(ヨハネ 11章21節)と言って泣き崩れました。身近な人の死はどんなにか大きな悲しみでしょう。死はその瞬間、それまでの温もりを遥か彼方、人の手の届かない遠くへ追いやってしまいます。全ての希望の灯火が一瞬に消え、とめどもなく涙が溢れてきます。
ラザロの墓の前でキリストも涙を流されました。しかしその次の瞬間、キリストは大きな墓石を取り除けさせ、天を仰いで祈り、大声でこう言ったのです。
「ラザロよ。出て来なさい。」(ヨハネ 11章43節) 死人に呼びかけたのです。すると驚いたことに、手足を布で巻かれ、顔も覆いで包まれたままラザロが墓から出てきたではありませんか。死んでいたラザロが生き返ったのです。キリストの声に触れた瞬間、死から生へと呼び戻されたのです。
キリストは以前こう言っていました。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。」(ヨハネ 11章25節) キリストの内には永遠のいのちが宿っているのです。ですからキリストを信じる者にはこの命が与えられるのです。まっ暗闇の中に置き去りにされていたラザロ。キリストはその絶望のただ中で、彼の心に触れたのです。
私たちの人生には突然悲しみが、暗闇が襲って来ることがあります。とめどもなく涙が溢れる時があります。自分ではどうすることもできず、まるで生きた屍のように心が萎え、光を失くしてしまうことがあるのです。
あなたはいかがですか? キリストは言われます。「さあ、出てきなさい。わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じなさい。」
キリストは今日、あなたを暗闇から光へ、死から命へと招いているんです。このキリストの声を聞くために、あなたも一度、キリスト教会を訪ねてみてください。
( PBA制作「世の光」2016.3.15放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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