♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■イエスの弟子アリマタヤのヨセフ/羽鳥頼和

2016年03月26日 | Weblog
2016/3/26放送


 世の光の時間です。お聴きくださり、ありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今週はイースタースペシャルをお届けしています。およそ2000年前の昨日、金曜日にキリストが十字架にかかって死なれました。今日はそのキリストの十字架を目撃したアリマタヤのヨセフという人についてお話しします。

 ヨセフはユダヤ人議会の議員の一人で、立派な正しい人であり、イエスの弟子でもありました。ですから議会が策略をめぐらしてイエスに死刑判決を出した時、ヨセフはその決定に同意しませんでした。ヨセフは神の国を待ち望んでいました。当時のユダの国はローマに支配されていました。それで彼は自分たちが神の支配のもとに置かれることを望んでいたのです。そしてイエスがその神の国を実現してくれるとも思っていたのです。ですからイエスが十字架で処刑されてしまった時、ヨセフは非常にがっかりしたと思います。彼はそんな失望の中にあったにもかかわらず、大胆にもローマの総督ピラトにイエスの身体の下げ渡しを願いました。そしてその事が聞かれると、ヨセフはイエスの身体を十字架から取り下ろし、綺麗な亜麻布に包み、まだ使われていない新しい自分の墓に納めたのです。他の弟子たちは恐れて逃げてしまっていたのですから、ヨセフはイエスの弟子として素晴らしかったと言うことができます。

 そんなヨセフは次の日、どんな思いでいたでしょうか。次の日は土曜日で、安息日でしたから彼は会堂で礼拝を捧げたことでしょう。会堂に集まった人々は昨日のイエスの十字架刑についていろいろと噂をしていたかもしれません。しかしの中にあってヨセフだけが深い悲しみの中にありました。しかしその悲しみは拭き払われます。次の日の日曜日、イエスはよみがえられたのです。その事を知った時、ヨセフは喜んだことでしょう。そして気付いたに違いありません。神の国がヨセフの所にも来たことを。イエスは言われていました。「神の国は、あなたがたのただ中にあるのです。」(ルカ17:21 、参照マタイ12:28) 神の国を待ち望んでいたヨセフはイエスのよみがえりによって自分に神の国が実現したことを知ったに違いないのです。
 明日は日曜日です。キリスト教会ではイエスがよみがえられたことを感謝する礼拝を捧げます。あなたもぜひお近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2016.3.26放送でのお話より )
 
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東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

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