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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■十の言葉(第六戒)/板倉邦雄

2016年03月16日 | Weblog
2016/3/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「十の言葉」第六戒をお話ししましょう。
 では第6戒は何でしょうか?
 「あなたは殺してはならない。」(出エジプト記 20章13節 口語訳聖書)

 この戒めはまず、私たち自らのいのちを大事に保つことを求めていますね。私たちは神様のイメージをもって造られ、この世に誕生しました。人のいのちは自分の所有でも親の所有でも国家の所有でもありません。主なる神様の所有です。命を与えるのも神様であり、命を取り去るのも神様です。私たちが勝手に神様のイメージを自らの手で破壊したりしてはならないのです。

 次に、他の人々のいのちを保つための努力が求められています。日本国の憲法は基本的人権が守られるように定められています。どんな人も人として最低の生活と命と安全と平和が保証されています。自分たちの血を流さないのは当然なのですが、他の人々や他国の人々の血を流さない努力をして参りました。この70年間、私たちの国が平和で安全な国と評価されてきたのはこの第六戒を守る努力をしてきたからです。

 第三に、自分の利益のために人を顧みないこと(の禁止)もこの戒めは含んでいるでしょう。有毒な廃液を垂れ流す企業主、労働者を酷使して過労死や病気にさせる経営者、そういう人たちはみな人殺しではないでしょうか。

 またこの「殺してはならない」は人を怒ったり人を憎んではならないことを教えているのです。神様は私たちが人を殺す動機にまでメスを入れてくださいました。
 聖書はこう言っています。
 「すべて兄弟を憎む者は人殺しである。」
 ヨハネの第一の手紙3章15節 (口語訳聖書)

 憎しみの心ほど私たちを苦しめるものはありません。私たちはこの怒りと憎しみの心で何人の人を抹殺したことでしょうか。人を愛し赦すことができたらどんなに心は安らぐことでしょう。しかし私にはできません。ところが私たちの救い主イエス・キリストはできたのです。自分を十字架につけた人々のためにこう祈りました。
 「父よ、彼らをおゆるしください。彼らは何をしているのか、わからずにいるのです」  ルカの福音書23章34節 (口語訳聖書)

 このお方を信じる以外に人を赦すことはできないのです
 
 (PBA制作「世の光」2016.3.16放送でのお話より )

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