♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■わたしを遣わされた/福井 誠

2016年03月10日 | Weblog
2016/3/10放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「わたしを遣わされた」です。それではイザヤ書61章1節、2節から読んでみましょう。

 「神である主の霊が、わたしの上にある。主はわたしに油をそそぎ、貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者をいやすために、わたしを遣わされた。捕われ人には解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年と、われわれの神の復讐の日を告げ(るために)

 このことばは新約聖書にもでてきますね。そうです、イエス・キリストが公の宣教活動を開始された時、ナザレの会堂で朗読した箇所です。イザヤの預言はバビロン捕囚からの解放について語っていたものですが、イエスは「きょう、聖書のこのみことばが、あなたがたが聞いたとおり実現しました。」(ルカ 4章21節)と宣言してご自分の時代に適用しました。しかしイエスの時代はイスラエルがまだローマ帝国の属国となっていた時代、政治的な抑圧の続いていた時代ですね。ということはイエスはこのことばを単なる政治的な抑圧からの解放という意味ではなくて、むしろ一人ひとりの人生の個人的な救いを意味して語ったのだということになります。

 考えてみれば人間というのは思うようにならない人生を生きているものです。何となく抑圧され押さえつけられたような人生、泥沼にはまり込んだような人生を生きていることがありますねえ。私たちには救いはないのか、このまま逆転勝利もなく人生は終わってしまうのか、そのように考えたことはないですか?

 そんな一人ひとりに、イエスはこのイザヤ書のことばを使いながら、「きょう、このみことばが、あなたがたが聞いたとおりに実現した。貧しい者に良い知らせを伝え、心の傷ついた者を癒すために、わたしは遣わされた。捕らわれ人にはえ解放を、囚人には釈放を告げ、主の恵みの年と我々の神の復讐の日を告げ知らせるためだ。」と。

 あまのじゃくにならず、素直にこのことばを受けとめる人は幸いではないでしょうか。イエスはあなたに、まだまだ可能性はある、わたしを信じなさい、解放と釈放と主の恵みの年が来たのだ、と言うのです。

 ぜひ聖書を読み続けて、このイエスの良き知らせの素晴らしさをあなたにも知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2016.3.10放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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