♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■感謝で締めくくる一年 / 関根弘興

2013年12月30日 | Weblog
2013/12/30放送
 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。この一年この放送をお聴きくださりありがとうございます。私たちはこの一年を締めくくるにあたり、感謝をもって締めくくる一年でありたいと思うんですね。

 「いやあ関根さん。今年は感謝なんて何一つなかった。感謝と思われることなんて何一つない。」 そう感じてらっしゃる方もいるかもしません。でも敢えて感謝をもって締めくくっていただきたいんです。すべてが当たり前という思いで生きていくのもこれもまた人生。しかしそこからは決して感謝は生まれません。感謝を表すことばは何でしょう。それは「ありがとう」ですね。「ありがとう」を漢字で書くと、「有ることが難しい」と書きます。つまり本来なくて当たり前なのにあるからこそありがとうなわけです。

 聖書には、神様は良い者であっても悪い者であっても太陽を上らせ雨を降らしてくださる、と書かれています。私たちがこうして生きているということは決して当たり前ではなくて神様の大きな支えがあるからなんですよ、と聖書は教えます。だから「ありがとう」を告白する訳です。そしてまたあなたの関わりのある一人ひとりに対しても、「ありがとう」を伝えてみてはどうでしょう。お父さんにお母さんに、妻に夫に子どもに孫に、微笑みを込めて「ありがとう」と伝えるんです。

 もう天に帰られましたが、私の尊敬している婦人の牧師の方で、この方は肺結核を患い、肺の機能が通常よりも半分以下にまでなってしまいました。そして風邪をひきますと酸素を吸入しながら毎日の生活をされていたんですね。その先生がある時、私にこう言われました。「関根先生。ただでたくさんの空気を吸うことができるって感謝なんですよ。これを金額で換算したらどれだけ大変か想像できますか?」 こう言われたんです。当たり前のことの中にどれほど感謝すべきことがあるのかをこの先生は私に教えてくださいました。

 あなたを愛しあなたを支えていてくださる神様が、あなたを生かしあなたに恵みを与えてくださっているなら、その恵みを数えて見てください。どうぞ空の鳥をご覧ください。野の花を見てください。鳥の鳴き声を聞いてみてください。あなたの周りにいるたくさんの人たちのことを考えてください。そして「わたしの目には、あなたは高価で尊い。」(イザヤ書 43章4節)と言われる愛なる神様があなたを支えてくださることを心に留めながら、この一年を感謝のことば「ありがとう」で締めくくり、新しい一年をスタートしていただきたい、と心から願っています。

 (PBA制作「世の光」2013.12.30放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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