♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■突破の主 / 福井 誠

2013年12月05日 | Weblog
世の光 2013/12/5 <

2013/12/5放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「突破の主」です。それでは第二サムエル記5章10節から読んでみましょう。

 「ダビデはますます大いなる者となり、万軍の神、主が彼とともにおられた。

 長くかかりましたが、ようやくダビデが王となりました。イスラエルの全部族はダビデのもとに来てダビデを王と認めるのです。ダビデは南のユダのみならず北のイスラエルからも王として認められるようになった訳ですね。そこでまずダビデがしたことは、エルサレムに来てシオンの要害を攻め取ることでした。戦略的な町エルサレムは長くイスラエルの強敵エブス人が支配していたのです。

 そこでダビデ王はまずこの強敵を追い払いました。こうしてダビデはますます大いなる者となったとあります。しかしそれはダビデが強いからというよりも、聖書は、それは万軍の神・主が彼と共におられたからである、と語っています。実に大切な点ですね。ダビデは確かに勇敢で力ある人であったかもしれません。しかしそんなダビデが生かされたのは万軍の神・主が彼と共におられたからだ、と聖書は言うのです。

 そこでその後のエピソードにも注目しましょう。ダビデは更に新しい挑戦を受けています。ペリシテ人がダビデの首を狙って戦争を仕掛けてきたのです(5章17節、18節参照)。エルサレムの城壁の下にダビデを潰す勢いで乗り込んできました。確立したばかりの王権を叩き潰そうとやってきたのです。サウルとヨナタンを打ち滅ぼしたようにダビデをも滅ぼそうという訳でした。

 するとダビデはまず主に伺ったとあります(5章19節参照)。まずよく祈ったということでしょう。膝まづいて神の知恵と助けを祈り求めたのです。そして神はダビデを助けられました。戦争に勝ったダビデは言います。「主は、水が破れ出るように、私の前で私の敵を破られた。」(5章20節) そしてその場所をバアル・ペラツィムと呼びました。つまりヘブル語で「突破の主」という意味です。突破口を開くのはまさに神御自身であるという信仰ですね。私たちに勝利を与えてくださる主を覚えて主に祈りつつ歩みたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.12.5放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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