♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■礼拝の時 / 関根弘興

2013年12月23日 | Weblog
2013/12/23放送

 世の光の時間です。クリスマスおめでとうございます。関根弘興です。

 イエス・キリストの誕生の出来事は新約聖書の福音書に記されています。イエス・キリストがお産まれになった場所は何と家畜小屋でした。

 そしてイエス様がお生まになった時、最初にイエス様のもとに来た人たちは、野宿で夜番をしていた羊飼いたちたちでした。それは彼らが夜、羊の番をしていると御使いが現れ、

 「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。」(ルカ 2章11節)
 という、まあびっくり仰天するようなニュースを聞いたからなんです。彼らはすぐに幼子を探し出すためにベツレヘムの町へと行きました。そして御使いが語られた通りの姿を見て、イエス・キリストを礼拝し、讃美しながら帰っていたんです。

 そしてその次に来たのは東方の博士たちでした。彼らは星の動きを研究している人たちでした。彼らが星を眺めていると、不思議な星が現れ、ああこれはきっと救い主がお生まれになったしるしに違いないと考え、何と何ヶ月もかけて遠い道のりを旅してやってきたんです。彼らがようやくイエス様のもとにたどり着くと、幼子イエス様に黄金、乳香、没薬をささげ、幼子イエス様を礼拝し帰って行ったんですね。

 クリスマス、それはイエス・キリストを礼拝するという意味のことばです。救い主として来てくださった方の前に頭を垂れ、礼拝する、これがクリスマスの本当の意味なんですね。

 旧約聖書の中に、伝道者の書という短い書物があります。これは有名なソロモンという王様が書いたと言われます。ソロモンと言えば栄華を極めた人です。そして莫大な富を得、その知恵は世界中に響き渡って行きました。

 でも彼はたくさんの富を得、事業拡大しましたけれども、この書物の中で何度もこんなことばを記しているんです。

 「なんと、すべてがむなしいことよ。すべては風を追うようなものだ。」(参照 伝道者の書 1章14節、1章17節、2章11節、2章17節、2章26節、3章19節、4章4節、4章16節、6章9節、11章8節)

 こう書いているんですね。人間はどれほどの成功を収めていても、その成功が空しさを消し去るものとはならないのだ、とソロモンは言ってっているんです。

 そして彼は最後にこう綴っています。

 「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道者の書 12章13節)

 つまり彼が言いたかったことは、人間にとって最も価値あることは神様を愛し、敬い、礼拝をささげ、生きることだ、という訳です。

 クリスマス。これはイエス・キリストを礼拝するという意味です。この礼拝の姿の中にこそ人間を豊かにし、空しさから解放する出発となっていくんです。

 (PBA制作「世の光」2013.12.23放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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