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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■将来を見つめ生きる / 関根弘興

2013年09月16日 | Weblog
2013/9/16放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。新約聖書のヨハネの福音書の9章に記されている出来事を紹介しましょう。

 イエス・キリストは道の途中で、生まれつきの盲人に出会われました。

 ま、私たちはいろんなものを選び取って生活する事ができますが、自分では選ぶこともできないものがあります。それは自分の生まれに関することです。生まれに関しては不公平だと思うことがありますよね。裕福な家に生まれる人もいれば貧しい家に生まれる場合もある。健康で生まれる場合もあれば病弱で生まれる場合もある。どれも自分で選ぶことができない訳です。今日登場したこの生まれつきの目の不自由な男はですね、生まれつきですから自分で選んで盲目になった訳ではありません。どうして私はこんな苦しい目に遭わなければならないのか、という思いをいつも持っていたかもしませんねえ。この人は座って物乞をするしか生きる術がありませんでした。それに加えて人々は彼が盲目になった原因を、この人自身か両親の罪だろうかと勝手に判断し評価していました。つまり人が背負えっている苦しみの原因は罪の結果だと考えて非難や軽蔑の態度を取る人がとても多かったのです。なんとイエス・キリストの弟子たちも、「この人はこうなったのは誰のせいでしょうかねえ。誰が罪を犯したからでしょうかねえ。この人ですか? それとも両親ですか?」とイエス様に尋ねる始末でした。

 私たちは時には、大きな苦しみやまた不幸と思われることを経験する時に、その苦しみの原因を一生懸命自分の過去にさかのぼって探ろうとします。でもそれは出口のない虚しい世界に置き去りにされてしまうだけです。でもイエス様は何と言われたのでしょう。イエス様はこのように言われました。「この人が罪を犯したのでもなく両親でもありません。神のわざがこの人に現れるためです。」と言われました。イエス様の見方は私たちの見方とは全く違っています。イエス様は今ある苦しみや不幸と思われる現実、それを過去にさかのぼって見ることはなさいません。そうではなく、まだ見ぬ未来に希望をもって今を見ていく、というそういう見方なんですね。イエス様は生まれつきの盲人を見て、「神のわざがこの人に現れるためです。」と言われましたね。つまり、過去に原因を探るのではなく、これからこの人の人生に神のわざが現れようとしている、そのために今があるのだ、という見方なんです。つまり私達は辛くマイナスに思える事すらも、神様はその事を通して自分のみわざを現してくださるというのです。だからこそ、イエス様に信頼し希望をもっていくことができるんです。過去に原因を探るのではない、神様のみわざが現われるために今がある、というこの見方を持って歩んでいきましょう。

  (PBA制作「世の光」2013.9.16放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。

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  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 (自由ケ丘キリスト教会内)  東海福音放送協力会 へ
 

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