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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■信仰の歩みを進める / 岩井基雄

2013年09月13日 | Weblog
2013/9/13放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。今日からこの第二週は「信仰の歩み」について学びたいと思いますが今日は「信仰の歩みを進める」というテーマで学んでみましょう。

 「信仰の歩み」ということばを聞くと、やみくもに何かを猛進して突き進んでいくようなイメージを持つ方が少なくないかもしれませんね。日本では「いわしの頭も信心から」ということばが示すように信仰の対象よりも信じる心が大切であると言われます。しかし聖書では、どんなに信仰は弱く小さくとも信じる相手さえ間違わなければ大丈夫なのだと語っているのです。すなわちすべてを創造された神様に信頼して歩むということが信仰の歩みだというのですね。

 旧約聖書にはこの神様を信頼して歩んだ数多くの人々が登場しますが、その中でも「信仰の人」と呼ばれるのはアブラハムです。彼については新約聖書でこのように記されています。

 「信仰によって、アブラハムは、相続財産として受け取るべき地に出て行けとの召しを受けたとき、これに従い、どこに行くのかを知らないで、出て行きました。」 新約聖書 ヘブル人への手紙 11章8節 

 人生には多くのチャレンジがあります。慣れた場所を離れ、先が見えないまま進むことは容易ではありませんねえ。神様がアブラハムに与えたチャレンジはまさにこれでした。後に「信仰の父」と呼ばれるアブラハムも最初から信仰の勇士であったのではありません。神様からの召しを受け、葛藤や戦いの中で聖書が語る神様に信頼し続けることによって、その信頼が深められていったのです。子どもが自分の父親を信頼してその胸に飛び込んでいくように、アブラハムは創造主である神様に信頼して、神様が導かれる地へと向かっていったのです。私たちも先の見えない不安やチャレンジの中にあっても聖書が語る神様に信頼を置き、希望の約束である神のことばを心に抱いて、一歩ずつ進むことができるのです。どんなに慣れた場所を後にすることがあったとしても、常に共におられる神様を信頼して、あなたも信仰の歩みを歩み進めることができるのです。

 聖書のことば

 「わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。おののいてはならない。あなたの神、主が、あなたの行く所どこにでも、あなたとともにあるからである。
                ヨシュア記 1章9節

 (PBA制作「世の光」2013.9.13放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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