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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■私はあなたを手にはかけない / 福井 誠

2013年09月12日 | Weblog
2013/9/12放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは、「私はあなたを手にかけない」です。それでは第一サムエル記24章12節から読んでみましょう。

 「どうか、主が、私とあなたの間をさばき、主が私の仇を、あなたに報いられますように。私はあなたを手にかけることはしません。

 ダビデが死海の荒地に隠れているとサウルは知って3000人の精鋭部隊を整え追跡し始めました。今度こそ息の根を止めてやる、そんな思いだったのでしょう。しかしながら、なかなか見つけられない。そうこうするうちにサウルは用を足したくなり洞窟に入っていきます。イスラエルの燦燦と輝く太陽の下から急に洞窟に入ったので暗闇に目が慣れず奥の様子が分からなかったのでしょう。そこにはダビデ達が隠れていたのです。サウルが用を足していると息を潜めていたダビデの部下がダビデにささやきました。今こそサウルの執拗な追跡を絶ち切る絶好のチャンスである、と。しかしダビデは手を下しませんでした。

 サウルに追跡された日々のダビデの思いは詩篇につづられています。執拗な追跡、長引く逃亡生活にダビデの心は疲れ果てていました。言いようのない恐怖とやり場のない激しい憤りを覚え、神に向かって絶叫して祈るほど追い詰められた悲しい人生でした。ダビデは手に刀を握りながら、今こそこの悩みを絶ち切る時だ、そう思うところもあったかもしれませんね。しかし手を下しませんでした。

 なぜでしょうか。ダビデは詩篇の中で苦しい日々を切々と語ると共に、その日々においてかけがえのない神の愛と恵みを味わっていたことを告白しています。ダビデがサウルに手を下さなかったのは神との関係があったからです。ダビデは目先の安堵よりも永遠の魂の平安を大事にしたかったのですね。サウルを殺すことで神との関係が破壊するのであったら、そんなのはごめんだということですねえ。

 私たちの厳しい現実の中で実はもう一つの現実を持つことができます。目に見えない神と共に生きる現実です。あなたにも聖書を読んでいただきたいと思います。そしてこの神と共に生きる平安と祝福の世界を知っていただきたいと思います。

(PBA制作「世の光」2013.9.12放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 
 


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