♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■神の子キリスト / 福井 誠

2013年02月14日 | Weblog
2013/2/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「神の子キリスト」です。それではマタイの福音書26章64節から読んでみましょう。

 「あなたの言うとおりです。なお、あなたがたに言っておきますが、今からのち、人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見ることになります。

 ゲッセマネの園で捕えられたイエスは裁判にかけられました。聖書は、祭司長たちと全議会がイエスを死刑にするためイエスを訴える偽証を求めていました。彼らはイエスを合法的に葬りさろうとしていたのです。しかしイエスは強盗を働いた訳でも殺人を犯した訳でもありません。祭司長たちと議会は結局無理な判決を下すために真実をねじ曲げる他なかったのです。

 そこでイエスを落とし入れイエスを破滅させようとする不利な証言が次々と出されました。しかしイエスは黙って口を閉ざしています。大祭司がついにしびれを切らして噛みつきました。「あなたは神の子キリストなのか、どうか。その答えを言いなさい。」(マタイの福音書26章63節) かなりストレートですね。当時イエスを聖書に預言された救い主であるとみなす人が沢山いたのです。そして大祭司はイエスがそのように見られていることに我慢がならなかったのです。イエスは救い主なんかではない、というわけですね。

 するとイエスが沈黙を破って言いました。「あなたの言うとおりです。」(64節) 大祭司はこの答えに激怒し、ついに「これこそ神をけがすことばだ、死刑に当たる。」と判決をくだします。

 イエスの答えに大人げもなくぶち切れてしまった大祭司もどうかと思いますが、自らをキリストであると認めたイエスもどんなものでしょうか。いやそれ以上に積極的に自分が神の右の座に就いてさばき主として戻って来る、と語られたイエスをあなたはどう思いますか? もしこのイエスのことばが真実であるとすれば少し怖い思いをする人もいるのではないでしょうか。

 イエスは自ら救い主でありさばき主であると語ります。そのイエスの前に私たちは一つの決断を迫られるのです。聖書を読みイエスを生涯を振り返る事で、イエスは神の子でありあなたの罪を赦し救うお方であることを知って頂きたいと思います。

(PBA制作「世の光」2013.2.14放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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