♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■まことに深い神の恵み / 岩井基雄

2013年02月01日 | Weblog
2013/2/1放送

世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 今日もご一緒に旧約聖書の詩篇を味わいましょう。今日は詩篇69篇5節と16節です。

 「神よ。あなたは私の愚かしさをご存じです。私の数々の罪過は、あなたに隠されてはいません。・・・主よ。私に答えてください。あなたの恵みはまことに深いのです。あなたの豊かなあわれみにしたがって私に御顔を向けてください。」 旧約聖書詩篇69篇5節と16節

 先月の詩篇でも一部同じ詩篇のことばを味わいました。作者は神様が自分の過ちも失敗も汚れも罪過もすべてを御存知で、なお愛して救い出してくださることを知っているゆえに神様の前に繕うことも演じることもせず、ありのままの姿でその愛の中に飛び込んでいきました。そして「神よ。私を救ってください。」という祈りを神様に捧げたのですねえ。

 今日は更に深い真の恵みの中に飛び込む作者の祈りです。自分の愚かさも罪過もすべてを御存知の神様の前に、彼はまっすぐに進み出て、「主よ。私に答えてください。あなたの恵みはまことに深いのです。あなたの豊かなあわれみにしたがって私に御顔を向けてください。」と祈っています。彼は神様の恵み深さ、豊かな憐れみに信頼しています。自分の罪がどんなに深くともそれ以上に神の恵みは深く、憐れみは豊かであると信じているのですね。

 そしてそれは本当でした。他の聖書や詩篇の他の箇所に7回以上繰り返されている次のような祈りがあります。「主に感謝せよ。主はまことにいつくしみ深い。その恵みはとこしえまで。」(歴代誌第一 16:34、歴代誌第二 20:21、詩篇 106:1、詩篇 107:1、詩篇 118:1、詩篇 118:29、詩篇 136:1、エレミヤ書 33:11) 主なる神様の慈しみと恵みは何よりも深く豊かなのです。それはあなたに対しても同じように注がれています。そしてあなたにも神は恵みのみ顔、憐れみの御顔を向け、そのすべての罪過にゆえの苦しみや様々な失望や絶望から贖い出し、恵みと救い、憐れみといのちを与えてくださいます。なぜなら、聖書が語る神様は愛なるお方であり、その愛は完全で永遠だからです。

(PBA制作「世の光」2013.2.1放送でのお話しより)

******

 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

******

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする