♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■新島八重の兄、覚馬の信仰の歩み / 岩井基雄

2013年02月08日 | Weblog
2013/2/8放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 今年の1月から始まったNHK大河ドラマの「八重の桜」を楽しみにご覧になっている方も少なくないでしょうね。ヒロインの八重は福島県の会津で育ち、その豪傑な生き方からハンサム・ウーマンや幕末のジャンヌ・ダルクと呼ばれ、同志社大学の創立者である新島 襄の妻となり、クリスチャン・レディーと言われた女性です。

 八重の兄・山本覚馬(かくま)は元会津藩士でしたが明治維新後は京都に移り、初期の京都府政の指導にも当たりました。彼は宣教医師ゴードンから送られた書物(※中国語のキリスト教入門書『天道溯原』)からキリスト教精神に深い共感を抱き、その頃新島 襄とも知り合い、新島の学校設立計画の協力を約束します。八重はこの兄の導きで新島と出会い、聖書とも出会うのです。

 覚馬は次のようなことばを新島 襄に語っています。「自分は最初軍人として身を立てようと志し西洋の兵学を学んだ。兵学だけでなく西洋の諸学問も学んだが、それだけでは限界があると悟った。人間の心そのものを改造しなければ幾ら学問を学んでも心の中の邪悪なものは排除できない。キリスト教の教えこそそんな切なる自分の思いを叶えてくれるもの。」と。

 藩士時代に失明した覚馬は自らの生き方を模索していたのでしょうか。どんな学問を極めても排除できない、心の中の邪悪なものの存在に苦悩する覚馬がイエス・キリストの救いに出会った時、その葛藤から解放され求めていた答えを得たのです。

 聖書はこう語っています。
 「もし、私たちが自分の罪を言い表わすなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます。」 新約聖書 ヨハネ第一の手紙 1章9節

 取り除けない、心の邪悪なものはどうすれば赦され清められるのでしょうか。それは私たちが自分の心の邪悪さである罪を認め、告白し、そして神の恵みを受け取るしか道はありません。あなたも真の罪の赦しのためにあなたを愛してくださる神様のもとに来て、罪を心から告白しませんか? 邪悪な心からの救いは神様のもとにあるのです。

(PBA制作「世の光」2013.2.8放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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