♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■聖書が実現するために / 福井 誠

2013年02月07日 | Weblog
2013/2/7放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 福井 誠です。今日のバイブル・メッセージは「聖書が実現するために」です。
それではマタイの福音書26章56節から読んでみましょう。

 「しかし、すべてこうなったのは、預言者たちの書が実現するためです。

 弟子たちとの最後の晩餐が終わり、イエスは町を出てオリーブ山へ出かけていきました。そこでイエスはゲッセマネと呼ばれる園に入って祈り始めたのです。イエスは自分の死が差し迫っていたことを知っていました。イエスも人間です。その試練にしっかり立ち向かうため神の助けを求めたのでしょう。イエスは退いて苦闘の祈りをされました。そしてイエスは祈りの中で力を与えられていくのです。

 心の準備ができたイエスが立ち上がり、そばにいた弟子たちに言いました。「立ちなさい。さあ、行くのです。裏切る者が近づきました。」 そこにイエスを裏切る者ユダが現れました。うしろには剣や棒を手にした大勢の群衆がイエスを捕らえるために集まっていました。それを見たペテロはイエスを助けようと思ったのでしょう、手を伸ばして剣を抜き、その群集の一人に切りかかったです。しかしイエスは一切の抵抗を制して言います。「すべてこうなったのは、預言者たちの書が実現するためです。

 イエスはいつでも預言者たちによって語られた神の御計画を意識していました。そして神の御計画のために自らを捧げて生きてきましたが、差し迫った死についても神の御計画として受けとめていました。イエスの死はやむを得ない死でも追い詰められた死でもなく、神が計画されたことであると言うのです。

 当時の誰がイエスの考えておられることを完全に理解し得たことでしょう。今の私たちは聖書を読み、イエスの十字架の死は全人類の罪の赦しのための身代わりとして計画されていたことを知ることができます。それはあらかじめ預言されてきたことで、神の計画が実行されたことなんだと理解できます。

 聖書はあなたにイエスにあって罪が赦され、神の敵意は取り去られたのだと語ります。すべての人に祝福を与えられようと昔からの計画を実行し約束を果たされた神がおられます。その神を認め祝福を受けていきたいものですね。

(PBA制作「世の光」2013.2.7放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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