♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■穴に落ちたら / 山中直義

2013年02月12日 | Weblog
2013/2/12放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか? 山中直義です。

 自力では抜け出すことができない、そんな深い穴に落ち込んでしまうことが人生には時に起こるでしょう。今日は「穴に落ちたら」と題したバイブル・メッセージです。

 新約聖書ルカの福音書14章にこんなエピソードがあります。

 「ある安息日に、食事をしようとして、パリサイ派のある指導者の家にはいられたとき、みんながじっとイエスを見つめていた。そこには、イエスの真正面に、水腫をわずらっている人がいた。イエスは、律法の専門家、パリサイ人たちに、『安息日に病気を直すことは正しいことですか、それともよくないことですか。』と言われた。しかし、彼らは黙っていた。」(1節~4節)

 安息日には一切の仕事をやめ神との交わりに専念する、それが決まりでした。では安息日に人を癒そうとすることはふさわしいことなのかどうか、当時の宗教家たちはこの問いに頭を悩ませ答えを見い出せずにいました。それはその病の程度や癒しの動機、その癒しがもたらす周囲の人々への影響など様々な問題が複雑に絡み合うので、何が神様の願いなのか、一概に答えを出すことができなかったのです。

 さて彼らはこの重要かつ難解な問いに答えを見い出せなかった訳ですが、実はここで聖書が本当の問題として描き出しているのは彼らの無知や知識不足ではありません。本当の問題は彼らがひたすらに沈黙を続けたことでした。自分では解決できない問題に直面し深い穴に落ち込んでいながら、それでも彼らに語りかけ彼らを教え導びこうとしておられた神であるイエス・キリストに教えを求めることもその語りかけに素直に応答することも拒絶してしまっていた、それが問題であったのです。

 どうすればよいか分からない。自力では抜け出すことができない穴に落ち込んでしまったら助けることのできる人に助けを求め、差し出された助けの手を素直に受け取らなければなりません。どうしらよいか分からない、そんな深い穴に落ちてしまったら、どうぞ神様に助けを求め、神様が与えてくださる語りかけと助けの手を素直に受け取ってください。神様があなたを助け出してくださるのです。

(PBA制作「世の光」2013.2.12放送でのお話しより )

******


さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


****** このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。



 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする