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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■三人の旅人 / 板倉邦雄

2012年08月01日 | Weblog
2012/8/1放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「三人の旅人」という題でお話ししましょう。旧約聖書の創世記の続きです。

 さて「主なる神様は木の傍らでアブラハムに現れた」と創世記の18章の1節にあります。どのようにして現れたのでしょうか。それは昼の暑い頃で、アブラハムが天幕の入口に座っていました。うとうとと眠たくなるような時だったでしょう。ふと目をあげてみると三人の旅人がアブラハムに向かって立っているのが見えました。アブラハムは天幕の入口から走り出し、三人を迎え、地面に身を屈めて言いました。「私のご主人様、どうかしもべを通り過ごさないでください。水をとってこさせますから。足を洗ってこの木の下でお休みください。私は一口のパンをとってきます。元気をつけてそれからお出かけください。」 三人の旅人は言いました。「お世話になりましょう。」 アブラハムと妻サラは三人の旅人を涼しい木の下でおもてなしをしました。
 
 さて、おもてなしを受けた三人の旅人は話し合いました。そしてアブラハムに言いました。「あなたの妻サラはどこにいますか?」 「今は天幕の中ですが。」 旅人の中の一人が言いました。「来年の春、わたしは必ずあなたの所へ帰ってきましょう。その時にあなたの妻サラには男の子が産まれているでしょう。」

 そのことばを妻のサラは天幕の入口で聞いていたのです。心の中で笑ってしまいました。「私は衰え、主人だって老人になってしまったのに私に楽しみなどありえないでしょうに。」 ちなみに妻サラは90歳、夫アブラハムは99歳でした。

 旅人の一人、主はアブラハムに言われた、「なぜサラは、わたしは老人であるのに、どうして子を産むことができようかと言って笑ったのか。主なる神様にとって不可能なことがありましょうか。来年の春、あなたの妻サラには男の子が産まれているでしょう。」

 老夫婦は三人の旅人をもてなして本当によかったですね。待望の男の子が生まれてくるのです。三人の中の一人はやがて来られる主イエス・キリストと言われています。残りの二人は天使でした。

 聖書のことばです。

  「 旅人をもてなすことを忘れてはならない。このようにして、ある人々は、気づかないで御使たちをもてなした。 」 ヘブル人への手紙13章2節



 ( PBA制作「世の光」2012.8.1放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。




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