2012/8/15放送
世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「淫乱と好色の町」という題でお話ししましょう。ソドムの町は淫乱と好色の町だったのです。
さて、アブラハムのもてなしを受けた三人の旅人の内の二人は夕暮れにソドムの町に着きました。19章の1節では二人の旅人は二人の御使いと言われています。その時アブラハムの兄弟の息子ロト、ま、甥にあたりますがソドムの町の門に座っていました。町の様々な問題やトラブルを処理したり裁判してあげるためでした。ロトが公義の人だったということが分ります。
ロトは二人の旅人を見ると立ち上がり迎え、地に伏して言いました。
「我が神、主よ。どうぞしもべの家に立ち寄って足を洗い、お泊まりください。そして朝早くお立ちください。」
「いやいや私たちは広場で夜を過ごします。」
「いいえ、夜は危険ですからどうぞ我家に泊まってください。」
二人の旅人は強いて勧められたのでロトの家に泊まることになりました。
ところが旅人が寝ようとするとソドムの町の人々が若い人も老人も四方八方からやってきてロトの家を取り囲みました。そして門を叩いて叫びました。「今夜お前の所に来た旅人たちはどこにいるんだ。彼らを表に出せ。俺たちが彼らをかわいがってやるから。」
ロトは出て行って言いました。
「兄弟たちよ、どうか悪いことをしないでくれ。客人には何もしないでくれ。」
「黙れ。引っ込んでろ。お前はよそもののくせに俺たちの裁判官になろうとする。お前から先に害を加えてやろうか。」
そう言うとソドムの人々はロトに激しく迫り、家の戸を破ろうとしたので二人の旅人は手を伸ばしてロトを家の中に引き入れたのです。
ソドムの町は昔もそして今もこの世界にあります。ですから聖書はこう警告しているのです。
「神は、彼らが心の欲情にかられ、自分のからだを互にはずかしめて、汚すままに任せられた。・・・すなわち、彼らの中の女は、その自然の関係を不自然なものに代え、男もまた同じように女との自然の関係を捨てて、互にその情欲の炎を燃やし、男は男に対して恥ずべきことをなし、そしてその乱行の当然の報いを、身に受けたのである。」
ローマ人への手紙1章の24節、26節から27節
( PBA制作「世の光」2012.8.15放送でのお話より )
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