♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■見ずに信じる者は幸いです / 岩井基雄

2012年04月13日 | Weblog
2012/4/13放送

 世の光時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。先週から二週に渡ってイースター・スペシャルをお送りしています。

 イエス・キリストが十字架に架かかったあと、その弟子たちは人々恐れ、扉を閉じ、隠れていました。私たちも希望を失い隠れて落ち込むことがありますが、キリストの弟子たちも私たちと同じように弱い人だったのですね。

 しかし、日曜日の朝、イエス・キリストは死からよみがえり、閉じこもる彼らの内側に入って来られました。弟子たちは驚きます。キリストがよみがえると思っていなかったのでしょう。しかし弟子たちの思いや理解を超えて本当にイエス・キリストはよみがえられたのです。

 キリストの目撃者たちは弟子たちに留まりませんでした。五百人以上の者がこのよみがえったキリストと出会います。そして新約聖書が記され人々に伝えられた時、その多くの目撃者たちがまだ生き残っていたのです。

 この最初の弟子たちに現れた場面に居合わせなかったトマスという弟子がいました。彼は、自分の目でそのキリストを見、傷ついた手や脇に自分の指を差し入れなければ信じない、とイエス・キリストと出会ったと言う弟子たちに対しても豪語していたのです。しかし一週間後の日曜日の朝、トマスを含む弟子たちが集まっていた所によみがえられたキリストが再び来て、あのトマスにこう語られました。「あなたの指をここにつけて、わたしの手を見なさい。手を伸ばして、わたしのわきに差し入れなさい。信じない者にならないで、信じる者になりなさい。」 新約聖書ヨハネの福音書20章27節

 トマスは驚きます。自分の疑いの心も高慢な思いもすべてを御存知でイエス・キリストが自分に現れてくださったからです。彼はその愛を覚え、その時「私の主。私の神。」と告白をし、キリストのよみがえりを信じ、命を与える神であることを証ししました。

 キリストは私たちだけではなく、私たちの弱さや愚かさを御存知です。そして弱い私たちを愛し、身代わりに十字架にかかり、裁かれ、そして死に打ち勝ってよみがえってくださいました。あの臆病だった弟子たちはキリストの復活の勝利を命がけで伝える者と変えられました。復活のいのちは人を変え、あなたを変えるのです。あなたも信じない者にならないで、信じる者とされませんか?

   (PBA制作「世の光」2012.4.13放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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