♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■復活を描いた絵 / 羽鳥頼和

2012年04月14日 | Weblog
2012/4/14放送
 
 世の光の時間です。羽鳥頼和です。今週はイースタースペシャルをお届けしています。今日はその最後の日です。

 私が牧師をしている教会に一枚の絵が飾られています。ある時その絵をNさんという女性がしばらくじっと見ていました。その絵とはグリューネバルトという画家が描いた復活されたイエス様の絵でした。復活されたイエス様の姿は十字架上で苦しんでる姿とは全く違っていました。その姿は光輝いています。その顔はとても穏やかで平安に満ち、かすかに微笑んでいるように見えます。この絵を見ていたその女の人Nさんは、「私もこのようになれるかしら」と言いました。

 Nさんの人生には悲しみ苦しみ悩みが多くありました。幼い頃家庭の事情で施設に預けられました。中学を卒業すると集団就職で名古屋にやってきました。仕事をしながら定時制に通いました。しかし勉強についていくことができませんでした。Nさんは人とのコミュニケーションをとることが大の苦手でした。職場で人との関係がうまくいかず、職を転々としました。そうこうしているうちに人と関わることが怖くなってしまい、仕事に就けなくなってしまいました。そして生活保護を受けることになります。寂しい気持ちと不安の中で N さんは教会に行きました。そして聖書の学びを始めたのです。ことばの意味も分からないことが多いので、国語辞典を片手に学びました。学びは人の二倍かかりました。 Nさんにとって聖書の学びは本当に大変だったと思います。そんなNさんが復活されたイエス様を見て、このようになりたいと思われたのです。この絵をきっかけにしてNさんはイエス様を信じて生きることを決心しました。Nさんはイエス様の復活の意味を理解したのです。

 イエス様の復活は私たちに与えられる救いについての約束です。その約束とはイエス・キリストを信じる者は救われて復活のイエスのように栄光の姿を与えられるというものです。Nさんは神様によって教えられたこの救いの恵みを心で理解し信じたのです。

 聖書のことば
 「キリストが現われたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。
            ヨハネの手紙第一 3章2節

 ( PBA制作「世の光」2012.4.14放送でのお話より )

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