♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■セムの歴史 / 板倉邦雄

2012年04月18日 | Weblog
2012/4/18放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。今日は「セムの歴史」という題でお話しましょう。

 さて、創世記の作者は11章よりいよいよセムの歴史に焦点を当てて行きます。セムはノアの長男でした。セムの系図・歴史は次の通りである、と8代にわたる子孫の名前を創世記は書き上げます。そして8代目にテラという人物の名前が登場します。テラは70歳になってアブラム、ナホル及びハランを生んだ、と26節に書かれています。旧約聖書の創世記の続きです。

 アブラムは後のアブラハムと改名された人です。アブラムはヘブル人の先祖になった人物です。そこでアブラムの父テラの家族についてお話しておきましょう。家族なくしては今の私は存在しないからです。

 さてテラは長男アブラム、次男ナホル、そして三男ハランを生みます。三男ハランは結婚してロトという息子を見ますが生まれ故郷のカルデヤのウルで死にます。父テラに先立って、と聖書は書き残します。さて長男アブラムも妻を娶ります。妻の名前はサライ--後のサラ--、と呼ばれますが、次男ナホルの妻の名はミルカでした。ミルカは三男ハランの娘です。血族結婚がなされていたようですね。

 さて父テラは何を思ったのでしょうか、息子アブラムとその妻サライ、三男ハランの息子・孫のロトを連れてふるさとのカルデヤのウルを旅立つのです。目的地は数千 km 遠く離れたカナンの地でした。しかしその願いは叶うことはありませんでした。父テラは途中の居住地ハランの地で死にます。セム族の子孫テラ、アブラムの父テラの生涯は波瀾万丈の生涯でしたね。若き息子を亡くし晩年には何を思い立ったのか長男アブラム夫妻と孫のロトを連れての新しい旅立ちをしました。ヘブル人とは「川を越えて来た人」と言う意味です。父テラとアブラム家はチグリス・ユーフラテスの大河を越えてやってきた人々でした。何のために? 神様からの招きを受けたからです。

 次回は神様からの招きを受けた長男アブラムの話をしましょう。

( PBA制作「世の光」2012.4.18放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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