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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■人を導き、守り、救われる神 /羽鳥頼和

2011年03月16日 | Weblog
2011/3/16放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか。羽鳥頼和です。

 旧約聖書の中の民数記という書物にはエジプトを脱出したイスラエルの民の荒野の旅の記録が記されています。その民数記の33章には、「イスラエル人はラメセスから旅立ってスコテに宿営し、スコテから旅立って荒野の端にあるエタムに宿営した。」(5節、6節)という調子で40以上の地名が記されています。これはイスラエルが旅の中でどこを旅立って、どこに宿営したのか、その場所の名前が一つひとつ記録されているのです。しかしこの記録はイスラエルの民の旅のコースを単に記したものではありません。この地名の記録は神様とイスラエルの係わりについて教えてくれているのです。

 その第一の点は、この記録は神様がイスラエルを導き、イスラエルが神様に従った記録だということです。神様はイスラエルに宿営する場所を教え、そこを旅立つ「時」も教えたのです。そしてその都度イスラエルの民は神様の命令に従って宿営し、そして旅立ったのです。

 そしてこの記録が教えている二つめの点は、この記録は神様がイスラエルを救ってくださった記録であるということです。この記録にはイスラエルが旅の中で困難に遭った場所も記されているのです。そしてその場所でイスラエルは神様によって救われたのです。つまり、この記録はイスラエルが経験した神様の救いの記録でもあるのです。

 このように民数記33章の地名の記録は、神様が人を導き守り、救ってくださるお方であることを教えてくれます。そして人がその神様に聞き従って歩むとき、その人の歩みは守られ、困難に遭っても必ず救われ、安心して歩むことができることを教えてくれます。

 私たちの人生はこの荒野の旅に似ています。何度も新しい場所へ出発します。引越しがまさにそうですが、それだけではありません。進学や就職も新しい場所への出発です。あと半月もすると4月です。多くの人にとって4月は新年度としての新しい歩みが始まる時です。新しい歩みを神様を信じて歩み始めましょう。皆さんの4月からの新しい歩みを神様が導き、守り、助けてくださいますように。

  ( PBA制作「世の光」2011.3.16放送でのお話より )

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