2011/3/19放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。山中直義です。
麦踏みという農作業があります。麦がしっかりと根を張って力強く育つように、農夫は霜の張る早春にその芽を何度も踏みつけると言います。 私たち人間にも挫折の経験が大切であるということを思わされます。あなたは必要な挫折を経験しておられるでしょうか。一体どんなことで挫折を経験すべきか、聖書は神様を信じるということにおいて挫折を経験することの大切さを教えています。
新約聖書マルコの福音書14章27節にこんなことばがあります。
イエスは、弟子たちに言われた。「あなたがたはみな、つまずきます。『わたしが羊飼いを打つ。すると、羊は散り散りになる。』と書いてありますから。
「あなたがたはみな、つまずきます。」 つまり挫折します。イエス様のこのことばを聞いた時に弟子の一人であったペテロはイエス様のことばを否定してこう言いました。
「たとい全部の者がつまずいても、私はつまずきません。」(14章29節)
他の弟子たちも同じように言ったといいます。イエス様への熱心、イエス様への愛のゆえに彼らは本気でそう思ったのでしょう。しかしこの時の彼らはイエス様のことば、神様のことばを否定してまでも自分たちの熱心を主張していました。ちょうど羊飼いの声を聞こうとしなくなったかたくなな羊のようでした。そして実にそのかたくなさのゆえに彼らは挫折を味わう必要があったのでした。神様を信じるというとき、神様を脇に置いた独りよがりな信仰、神様のことばを無視した信仰であってはならないということを教えられます。
神様のことばという土台にしっかりと根を張って力強く生きていく。そのことを学ばせるために神様は時に、私たちに挫折の恵みを与えてくださいます。挫折を経験するとき、どうぞ神様の語りかけ、聖書のことばに静かに耳を傾けてください。そのときに挫折は恵みとなるのです。
聖書のことば
「あなたがもし全能者に立ち返るなら、あなたは再び立ち直る。」
旧約聖書 ヨブ記22章23節
(PBA制作「世の光」2011.3.19放送でのお話しより )
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