♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ことばや口先だけでなく・・・ /岩井基雄

2011年03月11日 | Weblog
2011/3/11放送

 世の光の時間です。お元気ですか。岩井基雄です。

 二月と三月はバレンタイン・デーやホワイト・デーがあって、寒い日が続いていても少しうきうきするような気分になる方も多いでしょうねえ。愛ということについて考える良い機会がこの二月、三月なのかもしれません。

 マザー・テレサの祈りのような詩の一部にこういうことばがあります。

  慰められることを求めるよりは 慰めることを
  理解されるよりは 理解することを
  愛されることよりは 愛することを求める心をお与えください。

  私たちは自分を忘れ去ることによって自分を見出し
  赦すことによって赦され
  死ぬことによって永遠のいのちをいただくのですから。

 愛を考えるとき、私たちは自分のことだけを考えてしまいがちです。愛されることだけを求め、自分中心の思いの中で相手に要求し続け悩み、そして相手を悩ませてしまいやすいのです。しかしこの詩でマザー・テレサは、「受けるよりも与えるほうが幸いです」(使徒 20章35節参照)と語られたイエス・キリストのことばのように、愛されることよりも真実に人を愛することを、と私たちにチャレンジしています。
 
 聖書には次のようなことばがあります。
 「私たちは、ことばや口先だけで愛することをせず、行ないと真実をもって愛そうではありませんか。」 新約聖書ヨハネ第一の手紙 3章18節

 私たちの愛は、いかに表面的でそして自己中心なのでしょうか。行いと真実が伴わない愛しか持っていないように思います。 しかし聖書が語る愛、神の愛はまさに行動を伴う真実の愛です。 神の独り子イエス・キリストが自らの命を与え尽くし、私たちにまことの愛を教えてくださいました。

 この神の愛、イエス・キリストの愛で愛され生かされるとき、私たちも、愛されることよりも愛する人へと変えられていくのです。

 あなたを無条件で心から愛し、受け入れ、支えてくださっている神様の愛をあなたはもうご存知でしょうか。その愛に生かされ続けたマザー・テレサさんのように私たちもまことの愛に生かされ、ことばや口先だけではなく、行いと真実をもって人を愛する者、人を慰め、励まし、理解する者へと変えられていきたいですね。

   (PBA制作「世の光」2011.3.11放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しく
はPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。
日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。
予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。
問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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