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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■力は主のもの /関根弘興

2011年03月01日 | Weblog
2011/3/1放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか。関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。

 イエス・キリストが弟子たちに教えてくださったお祈り、主の祈りと言われるものですけれども、今日はその祈りの最後のことば、「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」(マタイ 6章13節参照)という祈りのことばを考えていきましょう。

 あなたが今一番欲しいものは何ですか? ある人は、ま、いろいろな力が欲しいと考えるでしょうね。会社を動かす力、人を動かす力、政治的な力、奇跡を生み出す力、ま、いろんな力がありますから。またある人は栄誉を求めます。人からの喝采、それは甘い蜜のようなものかもしれません。またある人は多くの富を欲するでしょう。
 でもイエス・キリストは、あなたが力が欲しい富が欲しいと考えている時に、いつもいつも祈るときには「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と告白しなさい、お祈りしなさいと教えられたんです。

 ここで言う「とこしえにあなたのものです」の「あなた」とは天地を創造された神様ご自身なんですねえ。

 考えたことがありますか? もしあなたが世界を動かす力を持っていたら、思うままに動かすことができる力を持っていたらどうでしょう。もし私が全能の力を持っていて自由に使うことができたとしたら、それはちょっと想像するだけでも怖いことかもしれませんね。世界の歴史を見ても、力が極端に一極集中していくとき、多くの場合そこから愚かなことが起こってくるものです。でもこの主の祈りの最後は「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と祈っているんです。すべての力も富も栄誉も天地を創造された神様のものです、という告白なんですね。その全能なる神様のもとに一人ひとりが生かされているということなんです。

 そしてこの告白は新約聖書の黙示録を読みますと、イエス・キリストに対して告白されることばとしても用いられているんです。どんなに大きな権力があっても、「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」とイエス・キリストの前で告白する存在が人間なんだというんですね。

 私たちはもっと力を得たいと願います。もっと賞賛や栄誉が欲しいと願います。でも私たちは自分に力がないことを認め、しかし私の信頼するイエス・キリストには力があり栄光があるのですと告白していくのです。

 どうぞ身体の力を抜いて、「私はあなたに信頼して生きていきます。必要な助けをいつも与え、人生を導いてください。」と祈っていきましょう。「国と力と栄えとは、とこしえにあなたのものです。」と祈られる偉大なお方が一緒にいるんですから。
 
 (PBA制作「世の光」2011.3.1放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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