♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■恐れ退かない

2010年01月28日 | Weblog

世の光の時間です。 いかがお過ごしでしょうか。 福井 誠です。
今日のバイブル・メッセージは「恐れ退かない」です。 それでは聖書の中のヘブル人への手紙10章39節から読んでみましょう。

 「私たちは、恐れ退いて滅びる者ではなく、信じていのちを保つ者です。」ヘブル人への手紙10章39節

 このヘブル人への手紙10章は読者に対する励ましのことばで満ちています。 いったいこの手紙を受け取った最初の人々はどんな試練にあったのか興味深い所ですね。

 それまでキリスト教会にあった迫害と言えば、33年頃のキリストの弟子ステパノの処刑の直後に生じた迫害、44年、ヘロデ・アグリッパのもとでヤコブが斬首された時の迫害、更に62年、大祭司アンナス2世のもとで義人と呼ばれたヤコブが石打ちの刑に追い詰められた事件、そして64年、ローマ皇帝ネロの治世下における大迫害がありました。 それらは歴史的にことに記憶された出来事であって、実際に細かく調べてみると、いろいろな困難があったようです。 ユダヤ人は49年頃、クラウデオ皇帝のもと、首都ローマから追放され略奪されたという出来事もありますし、その際にユダヤ人に対する様々な暴力や不法行為がまかれ通ったとも考えられています。

 ともあれ、この手紙を受け取った読者はどの時代の人々であるかということは特定しがたいのですが、彼らが厳しい苦難に耐えたというそういう時代がありました。 そしてその中で、先週もお話ししたように信仰の試練に耐えることができずキリスト者の群れから離れていく者、信仰を投げ捨ててしまう者がいたようです。

 けれども、ヘブル人への手紙の著者は、信仰の確信を投げ捨ててはいけないし、それは確かに大きな報いを受けるものである、と強調すると同時に、自分のいのちを守ることに汲々としてはいけない。 むしろ及び腰になるのではなくて、大胆に神に委ねきっていこう。 神を信じて神の力を味わう者となろう、と言うのです。

 どうでしょうか。 私たちは恐れのある時に尻込みをして先に進めなくなるものでしょう。 しかし私たちを守る方は力ある方です。勝利を与えてくださる神を信じましょう。 そして恐れる心を平安に満ちた心に変えていただきたいものです。  

  (PBA制作「世の光」2010.1.28放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblical.jp 

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