世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日も一日さわやかに過ごしていきたいですね。
さっそく今日も聖書のことばを紹介しましょう。 箴言10章22節
「主の祝福そのものが人を富ませ、人の苦労は何もそれに加えない。」
このことばを記したのはイスラエルのソロモン王様です。 ま、イスラエルの中で最も栄えた王様の一人です。 「栄華を窮めたソロモン」(マタイ 6章29節、ルカ 12章27節)と言われる人物で、ま、彼は大成功を収めた人です。 そして彼を有名にしたのは、その卓越した知恵でした。 彼の知恵は世界中にとどろいたんですね。 まあ事業は拡大し、貿易は盛んになり、国の経済力は増していきました。 まるで日本の高度成長のように、またバブル景気とまではいかないまでも上昇することはあっても下降するはずがないと考えられていたような、そんな時代でした。
しかしそんな成功者として人生を送っていたソロモンでしたが、彼が書いた書物を読むと、その心の中の一端を覗くことができるんです。 彼が記した伝道者の書という短い書物があります。 その書物の中にたくさん出てくることばは何と「空しい」ということばなんですね。 人生の成功者です。 栄華を窮めたソロモンです。 しかしすべてを手に入れたかのような人生を送った彼の心にも空しさが残ったっていうんですねえ。
今日最初に紹介した箴言をもう一度読んでみましょう。
「主の祝福そのものが人を富ませ、人の苦労は何もそれに加えない。」
人を本当に豊かにするものはいったい何でしょう。 ソロモンは、自分で得た経済力・国力ではなく主の祝福こそが人を富ませるのだ、と語っていったんですね。
では主の祝福っていったい何でしょう。 祝福とはもちろん神様があなたを支えてくださる一方的な愛であり恵みです。 しかしそれと共にこの祝福とは、まず神様の前に礼拝する、ひざまずくということでもあるんです。 なぜならソロモンは伝道者の書の中で人生の結論としてこう語っているからです。 「結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。」(伝道者の書 12章13節)
人はまことの神様の前にひざまずく謙遜さ、神様を心から礼拝することの中で本当の豊かさが与えられていくんですね。 そして私たちの救いは私たちの自分の力・労苦で決して得ることなど決してできません。 ただ神様の一方的な恵みによって与えられる
ものなんです。
この一年、主の祝福があなたの人生を更にさらに豊かにしてくださいますように、心から祈ります。
(PBA制作「世の光」2010.1.5放送でのお話しより)
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