世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
今年も残す所あとわずかになってしまいましたね。 この一年、どんな一年だったでしょうか。
一年を締めくくるにあたり、私は一つの詩を紹介したいと思います。
『病まなければ』 河野 進という方が書いた詩です。
『病まなければ』
病まなければ ささげ得ない祈りがある
病まなければ 信じ得ない奇蹟がある
病まなければ 聞き得ない御言がある
病まなければ 近づき得ない聖所がある
病まなければ 仰ぎ得ない聖顔(みかお)がある
おお 病まなければ 私は人間でさえもあり得ない
ある方は病の中でこのラジオをお聞きくださっている方もいるかもしれません。 また、今迄は元気だったのに今年は大病してしまった、そういう方もいるかもしれませんね。 病ではないけれども人生の困難に出くわし、そして、辛いそして寂しい一年を送った方もいたかもしれません。
私たちの一生は喜びと共に痛みや悲しみを背負いながら、時には、どうして?という人生の矛盾を感じながら生きていくのかもしれませんね。 調子の良い時もありますが、人生の逆境に立たされた時、人は大切なことを学ぶことができるし、そして人の弱さを理解することができるものとされていくのだと、私はこの詩を読む度に思わされます。
新約聖書の後半の手紙の多くを書き記したパウロは、素晴らしい働きをしましたが、彼も癒されることのなかった病を抱えていたようでした。 パウロは、この病が癒されるように何度も主に願った、と書かれています(コリント人への手紙第二 12章8節参照)。 しかしその病は癒されませんでした。 その時、主はパウロにこう語りかけるんですね。
第二コリント12章9節
「わたしの恵みは、あなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さのうちに完全に現われるからである。」
リビングバイブルという分かりやすく訳した聖書では、
「わたしはあなたと共にいる。 それで十分ではないか。」
こう訳されています。
私たちの人生には健康な時も病の時も不安や悲しみに沈む夜もあります。 でも聖書の約束は、イエス・キリストを信じ受け入れる生涯は決して独りぼっちではない、と約束しています。
「わたしはあなたと共にいる。 それで十分ではないか。」
これがあなたへのキリストの語りかけです。
(PBA制作「世の光」2008.12.30放送でのお話しより)
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