世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
イエス・キリストがある時、サマリヤの地方に行かれ、井戸端で腰を下ろしていた時のことでした。 そこに一人のサマリヤの女性が水を汲みに来たのです。
それは真っ昼間、昼の12時頃に来たんですねえ。 普通、暑い昼間に水を汲みに来たりはしませんから、この女はわざわざ人気(ひとけ)のない時間を選んで来たんです。
人気を避けて井戸の水を汲みに来たら、そこにイエス・キリストが座っているではありませんか。 するとイエス・キリストはその女性に、「水を飲ませてください」(ヨハネの福音書4章7節)、と話しかけられたんです。
当時、男性がこうして女性に声をかけるなど、あまり考えられないことでした。 この女性は「どうしてサマリヤの女の私に、飲み水をお求めになるのですか。」(ヨハネの福音書4章9節)と答えました。
するとイエス様は不思議なことをおっしゃったんですね。 「もしあなたが、わたしがだれであるかを知っていたなら、あなたのほうでわたしに求めたでしょう。そしてわたしの方からあなたに生ける水を与えたでしょう。」(ヨハネの福音書4章10節参照)とイエス様は答えたんです。
しかしこの女性は反発して、「あなたは汲む物を持っていないのにどこからそんな生ける水を持ってこようと言うんですか?」(ヨハネの福音書4章11節参照) とても困惑するんですね。
するとイエス・キリストはまた続けて「わたしが与える水はその人のうちで泉となり、永遠のいのちへの水がわき出ます。」(ヨハネの福音書4章14節参照)と答えられたんです。 そして何と、この女性の過去の、特に男性との失敗のことを指摘し、心の渇きの原因に真正面から目を向けさせていったんですねえ。
自分の問題点を鋭く指摘されると、人はその場から逃げ去るか、逆に解決の道を求めて真剣になるかどちらかを選ぶんです。 このサマリヤの女性は解決の道を求めようと考えました。 自分の状態を正直に認め、問題の解決を求め始めていったんです。 そして遂に目の前にいる方が救い主キリストであると知り、彼女の人生はこの出来事を通して大きく変わっていったんですね。
私たちは心の渇きがあるのに、その渇きの原因に真正面から向き合おうとせず、避けてしまうということがあるかもしれません。 しかし本当の心の渇きをいやすために、イエス・キリストは私たちの渇きの原因を指摘し、さばくのではなく渇くことのないいのちの水を心に注いでくださると約束してくださっているんですね。 イエス・キリストとの出会いというのは、あなたの人生に確実に潤いを与える出会いとなっていくのです。
(PBA制作「世の光」2008.12.09放送でのお話しより)
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