世の光の時間です。 いかがお過ごしですか? 原田憲夫です。
マルコの福音書5章という所には、悪霊にとりつかれていた男のことが出てきます。
この男は墓場に住んでいた、とあります。 裸で昼も夜もなく墓場や山で叫び続け、石で自分の体を傷つけ、人々が彼を何回鎖でつないでも、物凄い力でそれを引きちぎってしまうのです。 レギオンと名乗る無数の悪霊がこの男の心と体を支配して、まるで獣と同じで、美しい人間の輝きを奪っていたのです。
いつからなのか、何が原因でこの男に悪霊がとりついたのかは分かりません。 現代から見れば特殊な状況とも言えます。 けれども一歩間違えば現代の私たちの誰もが同じような状況に置かれるのではないでしょうか。 いやむしろ、現代社会にあって悪霊は巧妙な姿で私たちの人間性を奪うのです。
幾重にも押し寄せる波のようなストレスで心も体もボロボロに傷つきます。 そして傷ついた人間が他人を傷つけることが日常的に起こるのです。 自分で自分を救おうとして増々、絶望の底に落ちてしまう。 そして遂には自分で自分を墓場の中に追い込んでしまうのです。 私たちは鎖につながれていた男の状況と似ていないでしょうか。
しかしこの悪霊にとりつかれた男は、人間性の喪失した絶望の中でキリストに出会ったのです。 キリストはこの男にとりつく悪霊に言います。 「汚れた霊よ。この人から出て行け。」(マルコ 5章8節) すると悪霊レギオンは二千匹の豚の中に移り、湖の中になだれ落ち、滅びました。 そして見れば、誰も近付けなかったこの男が着物を着て正気に返って座っているではありませんか。 神からいただいていた本来の美しい人間の輝きを取り戻したのです。
あなたも今日、キリストに拠り頼むならキリストはあなたを苦しめているもろもろの力を打ち砕き、あなたが神からいただいている本来の美しい輝きを取り戻してくれるでしょう。
聖書のことば
「この苦しみのときに、彼らが主に向かって叫ぶと、主は彼らを苦悩から救われた。主は彼らをやみと死の陰から連れ出し、彼らのかせを打ち砕かれた。」 (詩篇 107篇13節、14節)
( PBA制作「世の光」2008.12.06放送でのお話しより )
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